住宅ローン金利急騰、あなたは冷静でいられるか?

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10月11日、世界的に株価の暴落が発生。

 

おそらくこのブログを読んで

いる方で株を買っている人は

そう多くはないと思うのですが、

 

株を買っていた人の心理が

どんなだったのかを少し

感じとってみてください。

 

ツイッターのトレンドを見ると、

 

「あああああーーー」

「100万円解けたーーー」

「どうすればいいのーーー」

「おわったー、暴落だーーー」

 

なんて声がチラホラ。

 

日本の株価の指標となる

日経平均株価は、

 

1日で915円も下げて、

株を買っている人は気が気でない

1日となりました。

 

翌日の新聞やニュースの見出しを

見ると、

 

『リーマンショック以来の大暴落か?』

『日経1日で一時下落幅1,000円!』

 

といった感じで恐怖を煽るわけです。

 

あなたが仮に自分のお金を100万円

投じていて、

 

みるみるうちに95万、90万・・

と下がっていた時に

冷静でいられる自信はありますか?

 

 

人は損失に最大限の恐怖を感じる

 

 

人はこういう状態になると

パニックになり、

 

これ以上の損失は嫌だと、

株を投げ売りしてしまう傾向に

あります。

 

半分とか0になる恐怖が

あるからですね。

 

結果的に株価は戻すことが

多いのですが、

 

冷静な判断ができなくなり

メディアも煽るものですから、

 

合理的な選択ができなくなるのです。

 

しかし株をする人というのは

ある程度リスクが取れる人のはずです。

 

なのにパニックに近い状態に

なるということは、

 

損失の恐怖が人をコントロール

不能な状態に陥れる効果が

あることに他なりません。

 

 

金利上昇時あなたはどうする?

 

 

住宅ローンを組もうと思っている

あなたは株価の急落と似たような

リスクと付き合うことになります。

 

それは金利の上昇です。

 

変動金利や当初固定金利で

住宅ローンを組んだ場合は、

 

金利が上昇するとあなたが

支払う必要のある利息が増えます。

 

つまり返済額が増えます。

 

地銀の変動金利の場合、

 

毎月の住宅ローン返済額は

”5年ルール”というものがあり、

 

途中で金利が上がっても、

いきなり(5年間)返済額が上がらない

のですが5年後にそのツケを払う形になります。

 

例えば、

 

毎月10万円の返済をしていた時、

金利が上がって

 

実際は毎月11万円となっても、

しばらくは10万円のまま返済が続き

 

その分の貯まった利息は

5年後から加算となります。

 

同時に”125%ルール”というものもあり、

 

10万円でスタートした返済額は金利が

上がっても月々12.5万円までしか

上げらないことになっています。

 

いきなり返済額が上がって

返せないというのを防ぐためです。

 

しかし貯まった利息は当然ながら

返済する義務があるため、

 

金利が大きく上がった場合は

毎月12.5万円しか返せないと、

 

元本が減らずに利息だけが

どんどん積み上がってしまい

 

住宅ローンがなかなか減らない

という”アリ地獄状態”になります。

 

あなたがこれから変動金利で

住宅ローンを組むことになった時

 

銀行から必ずこの説明を受けて

契約書にサインをしますが、

 

そのリスクを正確に理解している人は

そう多くないのが実情です。

 

 

一番のリスクはメンタルをやられること

 

 

金利が上昇すると間違いなく、

メディアは必要以上に煽ってきます。

 

例えば9月に金利が0.05程度

上がったのですが、

 

こぞって金利が大きく上がったように

報道をしました。

 

実際は誤差のようなものですが、

気にされた方は多いと思います。

 

しかしこれがいざ本格的に

金利が上がってきたときに、

 

「住宅ローン金利上昇、

支払い困難者続々!」

 

みたいな記事はわんさかわんさか

でてくるはずです。

 

この時はどこに借り換えても、

すでに金利が上がっているので

身動きもなかなかとれません。

 

そんな状態で煽られて、

利息はどんどん上がりながらも

 

身動きが取れない状態で

あなたは冷静でいられるでしょうか?

 

これが想像以上にきついんです。

 

私は無理なのでこの手のリスクは

借入前に排除します。

 

もちろん金利がこれから上がるか

なんて誰にも分かりません。

 

しかしいざ事が起こった時に

あなたは予想以上にメンタルを

 

攻撃されることは覚悟しておいた

方が良いでしょう。

 

実際アメリカでは金利引き上げが

いままさに行われていて、

 

住宅ローンやマイカーローンの

延滞率が大きく上がってきたようです。

 

日本はどうなるかは誰にも

分かりませんが、

 

住宅ローンとどう付き合うかは、

返済上ももちろんなのですが

 

『メンタル的にもどう構えるか』

 

も事前に策を練っていた方が

賢明でしょう。

 

 

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昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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