今日の話題は、明るい話ではありません。
どちらかというと結構、重い話・・・
読みたくない方は、この先は読まないでください。
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では、始めます。
Hさん、48歳。
家を建てて18年。
住宅ローンはあと12年。
まだ1,000万円以上残っています。
現時点の貯蓄額は雀の涙。
100万円は到底ありません。
17歳と、14歳の子どもが二人。
間もなく大学進学と高校進学を迎えます。
Hさん夫婦は、
住宅ローンの負担が重いこともあり、
日ごろから貯金をほとんどできませんでした。
なので、
本格的に教育費が必要になったこのタイミングで
夫婦ケンカが絶えない毎日。
結局折り合いがつかずに、
“お金が原因”で
離婚することになりました。
そして弁護士を交えて、
現在裁判中・・・
住宅購入がきっかけで自己破産
近い関係の人からこのような話を
聞きました。
この家は“夫婦ふたりの名義”で持ち、
ローンも二人の名前で組んでいました。
そのため、
離婚して財産を分けるときには、
双方の合意がない限り、
すべての現金化して適切な配分に
分けなければいけません。
弁護士が入るくらいもめていれば、
基本的には和解は厳しく、
適切な配分で財産を精算する
流れとなってしまうようです。
しかし、
家を売却したとしても、
ローンを返せる額にはなりません。
でも一旦現金化してローンは
返さなければならない。
それが払えないとどうなるか、
そう、
“自己破産”です。
回避できた未来
私が独立してこの仕事をしようと
思ったきっかけは、
こういった不幸を未然に防ぎたいし、
家を建ててからもお金のことで悩まずに、
むしと家を建てたことにより、
よりハッピーになってもらいたいと
考えたからです。
しかし、
お金のことをしっかり考えないで
住宅ローンを組んでしまうと、
なんとかローンは払えて行けたとしても、
子どもの教育費を払うなんて
到底無理な話です。
そのことがきっかけでケンカになり、
子どもの受験を控える中で、
夫婦の離婚なんてなってしまったら
子どもが可哀想すぎます。
子を持つ親としては、
絶対に避けなければいけない未来です。
きっとHさんも、
こんなふうになりたくて
なったわけではないでしょう。
しかし、お金がなくなると
人は追い込まれ、
普通のメンタルでは、
いられなくなります。
子どもにとって最悪なふるまいと
行動であると分かっていても、
もうどうしようもできないのです。
もうその状態になってしまってからでは、
どうすることもできません。
こんな未来は何としてでも避けたい。
だから私はこの仕事を生業にしています。
中古住宅は離婚物件が多い
築数年なのにいきなり売りに出ている家。
築2年とかでなんで売りに出ているのだろう?
最近こういった物件が目立つようになりました。
つい先日も中古住宅の購入を希望するお客さんと
物件の内覧へ行きました。
そうしたらやはりその物件は、
オーナー夫婦が離婚した物件でした。
変な話、
そういったことを気にしないのであれば、
(人が死んだとかそういうのではないので)
お買い得とも考えられます。
誰かが家計に苦労して、
手放した家を買うことで、
その分、割安になる。
その結果新しいオーナーは、
お金に苦労しないという
皮肉が生まれます。
私はどうかと言うと、
結構そういった背景を
(家についているエネルギー的なもの)
気にしてしまう人間なので
“ナシ”
なのですがこれも考えようひとつです。
あんまり家そのものの、
デザインとか性能とか興味がない人には
“お金”の話だけすればいい買い物に
なることだってあります。
謝罪します。
今日は怖い話をして、
申し訳ございませんでした。
でも、
家を建てる前にお金のことを
しっかり考えておけば、
少なくても
“お金”のことが原因で離婚する未来は
確実に回避できるのです。
PS
住宅ローンを組む時に、
夫婦で組むデメリットってあるんですか?
とよく聞かれるのですが、
一言で言うと
”離婚した時に面倒”です。
ほとんどの方には関係ない話であり、
通常は共働きであればメリットの方が
多くなります!
保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。