J2で頑張るアルビレックス新潟。
夕方のニュースでアルビの負けを知るとなんか残念な気持ちになる生粋の新潟人である私。
今年は調子がいいようですが、J1にいけるかいけないか、最後まで力が入りそうですよね。
私はプレステでウイニングイレブンをしていた程度なのでサッカーは正直なところよく分からないのですが、アルビのフォーメーションは、『4-2-3-1』みたいですね。
『3―3―4』
『3―4―3』
とかチームによっていろんなフォーメーションがあるのですが、何で今日はこのような話をしているかというと、こういった数字の羅列は家づくりに同じように適当されるルールがあるからです。
これはとっても大事なことで、あなたのことを守る数字です。
住宅業界での常識なのでぜひ覚えてくださいね。
家のお金の支払い方を知っていますか?
なぜサッカーのフォーメーションの話をしたかというと、家づくりのお金の払い方とその数字が似ていると思ったからです。
あなたは家を建てる時、建築会社にどのようにお金を支払うか知っていますか?
「お願いしたときに全部?」
「家が建ってから全部でしょ?」
いいえ、それは違います。
一般的には、
・着工時30%(家を建て始める着前)
・中間時30%~40%(屋根がかかったタイミング)
・完成時30%~40%(引き渡しを受ける時)
という感じで3分割でお金を支払っていくことが業界では一般的なのです。
「3割-3割-4割」か「3割-4割-3割」が普通であるとまずは覚えておきましょう。
なぜ住宅会社へ分割払いするのか?
家づくりは長い時間をかけて工事をしていきます。
工事の最初の工程である「地盤改良工事が終わったら」「基礎工事が終わったら」・・・というように建築会社の下請けに入っている各業者の人たちは、当然家が完成するまで待つのではなく工事が終わったらどんどんあなたが依頼をした住宅会社へ請求書を出していきます。
こういった代金を支払うために、住宅会社は数か月間もお金を立て替えるわけにもいきません。
お客さんからの支払いが必要なので出来高に応じて私たちは、建築会社へお金を支払っていきます。
あなたが現金をお持ちであれば現金で支払いますが、多くの方は住宅ローンを使って家を建てるので、都度都度ローンを使ってその都度手続きをして支払いをします。
基本的には出来高払いなので、このようになるわけなのですが、これにはあなたのメリットもあります。
建物を作っている途中に住宅会社が倒産したときにも、出来たところまでしか代金を支払っていないのなら最悪のときも、ダメージは最小限にすむというわけです。
(かなり痛いのは変わりませんが)
この要求をされたら要注意
着工時30%、中間時30~40%。これが業界の基本ルールです。
ということはつまり、これとは違う要求をされたときはあなたは身構えた方が良いです。
具体的にいうと、工事前に(着工時)60%以上お金が欲しいと要求されるケースは要注意です。
まだ何も行っていないのに、半分を遥かにこえるお金を入れるのは通常の支払いサイクルではおかしなことです。
ハッキリいって、その会社はやめた方がいいかもしれません。
この手のケースでは会社の資金繰りが悪くすぐにお金が入らないと会社が危機的状況になるとも考えられます。
通常ではない要求なので、これは明らかに黄色信号だと捉えるべきでしょう。
事実、過去に倒産した会社では多くのケースで後にこのような支払いをお客さんに要求されていたことが発覚しています。
どうも、着工金として80%の要求をされていたなんてことがあったようです。
少し前に旅行代理店や着物店が倒産してニュースになったときも、事前にほぼ全額の入金をしてもらってそれで自転車操業を繰り返し、最後は倒産してお客は泣き寝入りなんてこともありましたよね。それと同じです。
工事前の段階では少しでも入金額が少ない方があなたのリスクは減ることになります。
体力のあるハウスメーカーなどは最初は契約金だけでOKで、あとは完成時だけでいいというケースも目立ちます。
顧客側にとっては有利ですね。
ただ完成時にほぼ一括でOKというのは資金力のない地場の工務店は無理ですから、着工前に極端にお金を要求されていないかを気を付ける事を覚えておけばそれだけでリスク回避をすることができます。
ありえない値引きにもご用心
これも実例ですが、同じプランのまま3,000万円が2,400万円になっている見積もりを見たことがあります。
「!!!!?」
私は驚きを隠せませんでした。
業界経験者ならそれは絶対に無理だと分かるし、「そもそも最初の値段は何!?」って話にもなりますよね。
何としても受注が欲しいのは明白であり、その裏を勘ぐってしまいます。
正常ではない値引き提示なのでお金が入らないと資金繰りに行き詰まるか、利益なしでも欲しい工事なのかそれは分かりません。
業界の本質として利益なしの工事はあり得ず、契約後に原価を削るなどして巻き返しを図ると思われ、そうなると家自体がいいものになるかは正直疑問です。
物には限度があります。
少しでもおかしいなと思った時は、白紙に戻す勇気を持つことを心掛けて最悪のケースを防ぎましょう。
PS
家づくりで失敗しないためには、十分な知識を持つことも大事です。
売り手は百戦練磨、買い手は初めてであり絶対先な差がつきやすいために、家づくりで後悔をする人は後を絶ちません。
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保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。