住宅専門ファイナンシャルプランナーの昆です。
「あなたは何歳まで働くつもりですか?」
いきなりこんな質問をされたら
どう答えるでしょうか?
意外と即答できないのではないでしょうか。
なんとなく65歳?できれば60歳?
こんな回答が一般的かと思います。
私がサラリーマンをしていたときは
仕事は収入を得るためと
考えていたので、
60で辞めたいと思いながらも
現実的には無理だよなあ、、、
なんて思っていました。
今はサラリーマンをやめてしまったので、
何歳まで働いているか見当もつきません。
しかし誰かに喜んでもらえることに
生きがいを感じることができたので
必要とされるのならば、
70でも80でも働きたいと思います。
今日なぜこんな話をしたかというと、
あなたが組む住宅ローンによっては、
あなたが何歳まで働かなければ
いけないのかが実は決まってしまう。
こんな話をしたいからです。
80歳定年を採用した会社
先日ヤフーを見ていたら、
札幌の運送会社が定年を
80歳まで伸ばすというニュースがありました。
これを見て、
「え?まじ?すごい時代だなあ」
と思ったのと同時に、
ニュースのコメント欄には、
「この世の終わり」
「絶望しかない」
なんて言葉が目立っていました。
確かにしたくない仕事を、
平均寿命までしなければならない
となればそう思うのも
無理はないでしょう。
しかし体に無理のない範囲で、
嫌でない仕事であれば、
それはむしろありがたいこと
かもしれません。
なぜなら・・・
半数以上は老後の生活が苦しい
私たちが老後を迎える時には、
今までの老後像とは、
全く違った未来が到来します。
それには理由があります。
・公的年金が昔ほど多くない。
・給与が思ったより増えない。
・退職金が減った、もしくはない
・でも物の価格は上昇している
・年金開始65歳もちょっと怪しくなってきている。
・銀行預金でお金が増えない
・貯蓄型保険でもお金が増えない
・個人年金でもお金が増えない
見事な、ないない尽くしです。
ため息ですね。
ちょっと前までは、
普通に年功序列で給与も上がり、
公的年金年金も普通にあり、
銀行預金や保険でもお金が
増えていたのですが・・・
様子は全く変わってしまいました。。
住宅ローンを絶対に返すには
20代の時に家を買えば、
なんとか65歳までに返済も
可能かもしれません。
しかし30代、40代で住宅取得し
子どもも大学に送ってとなっては、
老後を標準並みに暮らしていく
余力を残すことができません。
つまり65歳で仕事を辞められない。
ということになります。
こう考えていくと、
医療技術の進歩と、
労働人口の減少、
働かないと生活が苦しい人が
増えることにより、
70歳、75歳、80歳になっても
労働を求められる社会になることは
なんとなく想像できます。
住宅ローンを退職金でバイバイ!
なんて思っていた話は、
もう少しすると神話になるの
かもしれません。
実際私がこれまで勤めてきた会社で
退職金制度がある会社は1社だけでした。
額は定年まで勤めても300万円程度で、
到底ローン完済できるものではありません。
この事実からも、
あなたは何歳まで仕事をしたいのか?
65歳以降も働けそうな職場にいるのか?
このあたりを真剣に考える必要が
出てきています。
私は60歳以降は、
働いても、働かなくても
自分の好きなように決めたいと思います。
働かないことを選択しても、
老後の生活が成立する家計を作るために
今から努力をしています。
・80まで働かないと家計が成立しない・・・
・75まで強制的に労働が求められる。
家を買ったばかりに、
現実はこうなっていることもあります。
やはり、こうはなりたくないですね。
あなたはいかがでしょうか?
家を買う前なら、何とでも選択肢は取れるのです。
保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。