緊急時でも乗り切れる強い家計になるために

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2020年12月までの入居者が

対象であった住宅ローン減税の

3年延長という特別ボーナスが、

 

コロナウイルスによる工事遅延を

受けた方への救済措置として、

延長が検討されました。

 

どこまでの延長かはまだ未確定ですが

住宅の完成予定が12月か1月か

あいまいであった方には、

 

とりあえず住宅ローン減税のメリットを

フルで享受できることになりそうです。

 

また現在ゼロベースで考えている方も

もしかしたら延長減税メリットを

享受できる場合があり、

 

これから家を建てる予定の方は

今後の具体的な方針は注視しておいて

損はないでしょう。

 

家づくりに関わらずコロナ関連で

国民一人に10万円給付は見送りになり、

所得に応じての給付の方向で検討。

 

そしてコロナウィルスが落ち着いたら

旅行クーポン、高速道路無料。

 

お肉券、お魚券の配布?

 

と当初の所得補償の話から、

経済刺激策の話がごちゃごちゃに

なってきました。

 

最終的にどうなるにしても、

結局あなたの家計を守れるのは、

あなた自身だけということです。

 

  

緊急時にピンチなりやすい家計

 

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ケース1:

家を買ったばかりで住宅ローンを少しでも

少なくしようと思って頭金を多めに出した。

 

ケース2:

月々の収支は赤字でボーナスで補填していた。

 

 

今回何らかの理由で、

家計の収入が減ってしまった場合、

 

これらのケース1,2に該当していると、

家計が一時的にショートしてしまう

可能性があります。

 

ケース1の場合は、

家を買ってしまっており住宅コストは

今からコントロールできません。

 

住宅ローンの利息を少なくしようと

頭金を目いっぱい出していたため

 

今の貯金があまりなくなっており

とにかく節約が必須となります。

 

ケース2の場合はボーナスが出る

6月、7月まで何とか乗り切って...

という感じですが、

 

業種によってはボーナスがゼロの

可能性も出てきており家計的には

かなりのピンチになります。

 

こういう家計の方は実際多いはずなので

今回政府で検討されている現金給付が

 

あまり線引きなく行ってくれることを

 個人的には願っております。

 

とりあえず1か月先の返済原資が

家計の資金繰りを良化させるからです。

 

それぞれケースに共通するのは、

現金(貯金)がないことにあり

 

ある程度の貯蓄を常に持っておくことが

当然ながら大事ということが分かります。

 

 

避けておきたい住宅ローンの組み方

 

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先ほどの例を参考にすると、

 

「頭金を目いっぱい出してローンを

少なくするのは得策ではない。」

 

ということが分かります。

 

ローンが少なくなるのはいいけれど、

今回のような緊急事態になった時に

 

本来もっていたはずの現金がなく

返済に苦労する可能性があります。

 

また、住宅ローン減税がある期間は

金利1%以下で借りれば、

 

住宅ローン減税を1%受けることで

多く借入をしても不利になる

わけでもありません。

 

支払く利息よりも戻ってくる税金が

多い(等しい)という関係性が

あるからです。

 

特に家を買ったばかりの子育て期の

若年層はお金が貯まりにくいために、

 

無理のない範囲で現金を残して

敢えて多く借りるということは、

決して悪くない選択肢です。

 

また、

 

「住宅ローンのボーナス返済は危険」

 

ということも分かります。

 

毎月の家計がプラスであれば、

最悪その分を補填すればいいので

 

多少のボーナス返済であれば

まだ良いかもしれません。

 

しかし毎月がトントンでボーナスで

穴埋めするというパターンの場合は

 

ボーナスが全く出ないとかなり

家計は厳しくなることが予想されます。

 

今回のような緊急事態が起こってくると、

本来のリスクが鮮明に表れてくるわけです。

 

 

家計防衛資金のススメ

 

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このような緊急時には国の政策も

結局はあてに出来ず、

頼れるのは自分自身の貯蓄です。

 

具体的にどれくらいの貯金があれば

いいかというと、

 

私は《毎月の固定生活費×6か月》の

準備をおススメしています。

 

例えば、

 

毎月の食費・日用品・住居費・移動費

通信費・医療費などの

 

固定支出の総額が30万円だとしたら、

 

30万円×6か月=180万円が家計防衛資金

という計算になります。

 

既に毎月の生活費×6か月の貯金が

あなたの手元にあれば現状を見つつ、

 

事が収まるのをとりあえずじっと待つ。

 

6か月もあればだいたいの事態は

好転をし通常に戻るものです。

 

現状その貯蓄がない場合は、

今は節約に徹して経費削減し

家計防衛資金をまず積み上げる。

 

こうすることで緊急事態に

対応できる備蓄ができ

強い家計になることができます。

 

また、万が一既
に住宅ローンを開始して

一時的に払えなくなりそうであれば

 

その先は借入先にまず相談することで

一時的に猶予してもらえることも

不可能な話ではありません。

(言わないで延滞はNGです)

 

【即、ペナルティ。】

 

というわけではないので、

給与減少やボーナスゼロという

現実が起こっても

 

落ち着いて冷静にひとつずつ

判断していきましょう。

 

PS

もしあなたが強い家計を作りたいと

思っていればそれは家を建てる前が

一番大事です。

 

メール講座でお金のことをぜひ

学んでください。

 

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昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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