「住宅ローンの保険の特約って
付けた方がいいのでしょうか?」
住宅ローン選択の場面で、
よくこのような質問を受けます。
例えば新潟で圧倒的なシェアを
誇っている第四銀行の住宅ローンでは
50歳以下で現在の健康状態に
問題がなければ
『死亡+ガン保険』に実質無料で
加入することができます。
実質無料で付けられる保険は、
当然入っておいて損はありません。
そしてさらに金利に+0.3%を
上乗せすることで
脳卒中・急性心筋梗塞で、
所定の状態が60日以上続くか、
すべての病気・けがで
就業不能状態が12か月以上
続いたときにも
ローン残高が0円になるという
特約もあります。
住宅ローンの申し込みがある程度まで
進むとどの銀行でも申し込みの場面で、
いきなりこの説明をされるため
基本的にはその場で決定をする
流れになり戸惑う方が多いのです。
実質の保険料を考える
例えば3,000万円を35年返済で
借りた時を考えてみます。
死亡、ガン保険付きの金利を
分かりやすく便宜上1%とします。
この時、毎月の返済額は
84,685円となります。
ここに0.3%プラスすると、
1.3%となります。
この時、毎月の返済額は、
88,944円となります。
この二つの差額、
88,944-84,685=4,259円
これがオプションで保険をつけた
場合の実質の保険料となるのです。
似たような保険を住宅ローンではない
普通の生命保険会社で見積もりして
みると、
それほど大きな金額の違いには
なりません。
そのため敢えて住宅ローンにつけるのか?
別で生命保険に入るのか?
そもそも加入しないのか?
ここをしっかり考えていくと、
余計な支出を押さえたり、
欲しい保証を効率的に
買えるようになるのです。
フラット35の生命保険
今度は完全固定金利の代名詞である
フラット35の保険を見てみます。
フラット35の保険は金利の中に
『死亡保障+身体障害保障』
がセットされています。
これはどういうことかというと、
国の定める身体障害等級1か2級に
該当した時もローンが0円になる
というものです。
2級の認定基準を見てみますと
”身体の機能の障害又は長期にわたる
安静を必要とする病状が、
日常生活が著しい制限を受けるか又は
日常生活に著しい制限を加えることを
必要とする程度のもの。
(必ずしも他人の助けを借りる必要は
ないが、日常生活は極めて困難で労働に
より収入を得ることができない状態)”
とあります。
これが通常であればセットされるわけです。
フラット35は金利に+0.24%を
すると三大疾病や介護の保証も
追加することができます。
フラット35の生命保険は外せる
銀行の住宅ローンは基本的には
保険に入ることが前提でローンを
貸します。
これに対してフラット35の審査は
健康状態に関係してきません。
保険がいらない(もしくは入れない)場合、
金利が▲0.2%となるのです。
保険がいらないのならその分の
金利を下げることも可能となります。
つまりフラット35の保険を敢えて外して
普通の生命保険でうまくカスタムして
必要な保障を割安に組むという
方法も取ることができます。
フラット35の事務と生命保険の
両方に精通していないと、
なかなか提案ができないので、
あまりこの技が提案されることは
ないと思いますが私はこの方法を
良く行っています。
いろいろな条件が重なると
メリットが出てくるのですが、
若くて健康状態に問題がなく、
タバコを吸っていない方は、
メリットが出ることが多いです。
このように住宅ローンと生命保険は
非常に連動してくる関係にあります。
販売する商品が決まってしまっている
銀行や保険屋さんでは構造上なかなか
提案されないとは思いますが、
あなたにとって合理的な組み合わせが
存在してくるわけです。
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保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。