From:昆知宏@新潟住まいのお金相談室
マイナス金利に補助金に・・・
今年家を建てる方には、
これまでにない特典祭り。
実際、これらの制度を利用すれば
お得なのは間違いないのですが、
あまりにも有利な制度がたくさん
あるので冷静な判断ができなくなる可能性があります。
あれも有利。これも有利。
「こんなに特典があるなら急いで買わなきゃですよ!」
きっと私が住宅の営業マンだったら、
あの手この手で魅力的に思ってもらう。
間違いなくこんな営業トークを展開します。
平成28年度の補助金
今年新築で利用できる補助金には、
こんなものがあります。
・地域型住宅グリーン化事業(予定)
長期優良住宅 100万円~
低炭素住宅 100万円~
性能向上計画認定住宅 100万円~
ゼロエネルギー住宅 165万円~
・ネットゼロエネルギー住宅推進事業(決定)
「ZEH」 125万円~
なんだか難しそうなで、
なんのこっちゃ???って感じですよね。
あなたはその詳細までを知る必要は全くありません。
あなたが家づくりを考えている工務店に
これからの補助金のことを聞いてみる
だけで良いからです。
なんていったって、
すべての補助金が最低100万円からと
なっています。
これは大きいです。
私も使った補助金
私は5年前に家を建てたのですが、
その時も補助金を使いました。
その当時は、
「国が定める高性能住宅である、
“長期優良住宅”を
建てると100万円の補助金が出ます。」
ということを、
私が建てた建築会社から教えてもらい
性能も上がって補助金も出るなら
すごくいいということで選択しました。
国のお墨付きなので、
住宅ローン減税も通常より多くなり
※現在は借入額によります
住宅ローン金利も安くなったり、
さらに固定資産税も安くなったりと
いいことづくめでした。
将来もし売却するときも、
国が定める“長期優良住宅”の証明書も
あるので価値が付きやすいとも言えます。
単純に100万円もらうだけではなくて、
それ以上の付加価値を家に持たせることができます。
なんでこんなにお金が出るのか?
一言で言うと、省エネの推進です。
家の性能をしっかり上げて作れば、
電気代が少なくなります。
電気代が下がれば発電エネルギーが
少なくなり二酸化炭素の排出を減らせます。
つまりエコ住宅を国が推進しているからです。
さらにしっかりとした性能の家を
作ることによって
長く住める家を多く作っていきたいという方針もあります。
今までは築30年もすればボロボロになって、
解体建て替えというケースが多かったのですが、
これからの時代は高性能住宅の家を
メンテナンスして長期でオーナーが
変わっても住み継いでいく。
こういう未来があるからです。
さらに本音のことで言えば、
池上彰のニュース解説ではないですが、
古くは“京都議定書”から始まり、
現在はCOPという世界会議で、
世界を挙げて省エネ競争をしている時代です。
その目標が2020年であり、
それまでに少しでも他国よりも
基準を達成するために
メンツをかけて国は高額な補助金を出している。
こういう背景もあります。
自動車も同じような考え方
少し前にエコカー減税がありました。
これもざっくりいうと
「国が定める低燃費・低排出ガスの車に
補助金を出しますよー」
というものでした。
例えばトヨタのプリウスだと
車の後ろに、
“低排出ガス★★★★”
というステッカーが付いてますよね。
こういうふうに今後は、
家についても
★が1~5ついて性能が表示されて
★が多い家を作ってくれた方には、
補助金がでます。
もちろんこれはまだ強制ではありませんが、
2020年からはある程度強制になる見込みです。
なので強制になってからは今みたいな感じで
補助金は出なくなるかもしれません。
さてあなたは★いくつの家を作りましょうか。
PS
現在新潟住まいのお金相談室で、
家づくりのサポートをしている方も
この補助金を狙いに行っています。
(ほぼ確実にゲットです)
工事をする時期や工務店によっては
補助金は取得できないことがあります。
PPS
4月28(木)の新潟日報ASSHさんで、
コラムを書かせていただきました。
よろしければご覧になってください!
保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。