住宅購入専門ファイナンシャルプランナーの昆です。
雑誌の記事を監修しました。
11月22日に発売になった、
新潟日報さんが発行している
ハウジング新潟sumica2018という
雑誌の資金計画コーナーになります。
このコーナーでは、
・住宅購入希望者のなんと
”約半分”が、
人生のどこかで赤字になる
事実についてをお伝えしたり、
無理のない借入金額についての
簡単な考え方をお伝えしたり
家づくりの全体スケジュールに
ついて図を使って説明したりと
多岐にわたり記事を書きました。
これから家を買おうと考えている方に
参考になるように考えましたので
ぜひ書店でご覧になってみてください。
県内のたいていの本屋さんには、
おいてあります。
ところで、家を買うときに
あなたはまずどういった順番で
考え始めますか?
私が家を建てた当時は、
まず住宅雑誌を買ったことを
思い出しました。
私の家づくり記
私は住宅雑誌を1冊買ってきて、
デザインが気になる会社に
付箋をバンバン貼っていました。
そこでさらにホームページで
調べて完成見学会やモデルハウスに
GOGO!といった感じです。
このやり方でやっていくと、
展示場のある会社は
コンタクトが取りやすいのですが、
そうでないところは
完成見学会を待たないといけないので
どうしても大手に偏ってしまう
傾向にあるんですよね。
しかし予算的な制限があったので、
私は大手は一切無視して、
地道に情報収集して家づくりを
進めました。
私が家づくりを考え始めてから、
住宅会社を決めるまでの期間は
たしか3か月程度だったように
思います。
今思うとすごい短期間で、
よく決めたなあと思うのですが、
候補に挙がったのは、
・デザイン住宅の規格モデル
・地場の駆け出し注文住宅会社
・地場の小さな工務店
・地場の小さな設計事務所
でした。
この4社で見積もり・プランを
してもらおうとなったわけです。
思い返せば4つ中2つはハズレだった
家を建てたときは全くの素人で
あった私は、
今思い返せばよく分からない
ラインナップで比較していました。
いま6年経ってもう一度家づくりを
考えたときに、
価値観が全く変わっているのも
家づくりの面白いところです。
この4社で比較するのは、
100%ないなと思うわけです。
なぜなら、
コンセプトも価格帯も
めちゃくちゃで比較になって
ないからですね。
中でもやめてよかったと思うのは、
規格系のデザイン住宅です。
これは6年経ってみれば、
完全に廃れてしまったデザインに
なっており、
典型的な失敗例になるところでした。
量産系デザイン住宅は流行に左右
されやすく同時に、
デザインが古くなるスピードも
早いため勢いで選択しなくて
ホント良かったと思います。
笑えない笑い話
候補に挙がった4社のうち1社は、
プランを依頼しようと思った
3か月後に倒産しました。
結局この会社にはプランを
お願いしなかったのですが、
お願いしていて、
もし契約を結んでいたら・・・
私は多くのお金を失って
しまうところでした。
「家づくり、こわっ」
と思った20代でした。
結果、最後まで悩んだのは、
・地元の駆け出し注文住宅会社
・地元の駆け出し設計事務所
の2択でした。
最終的には、
家づくりの担当者が営業さんか、
それとも設計者なのかを考えた結果、
家づくりの打ち合わせを
ダイレクトにできる設計事務所に
お願いしました。
これは今思い返しても英断でした。
ここ数年で格段に進化した家の性能
私の家づくりの唯一の後悔は、
冬が来ると毎年感じます。
暖かい家がよかったなあ・・・
ということです。
我が家は性能はかなり気をつけて
作った(つもり)のですが、
結果、暖かい家になりませんでした。
これは将来的なリフォームでの
楽しみにしたいと思います。
というのも、
ここ数年で住宅の断熱や性能レベルが
格段に上がりまして、
その進化は凄まじいものがあります。
当時はまだそこまで性能や、
断熱についての議論は、
活発に行われていませんでした。
今でも住宅会社によって、
意識レベルの差はありますが、
意識レベルの高い会社が
格段に増えてきています。
デザインも性能も良いというのは、
以前ではありませんでしたが、
今はその両方を実現する会社も
徐々に頭角を現してきています。
今となっては私はデザインは、
ほどほどでいいなと思いますが、
両方実現したい方のニーズに
完璧にこたえられる会社が、
増えてきているのは大変良いことです。
最後に、一言言わせてください。
施工レベルも格段に向上したし、
何よりも住宅ローン金利が安い。
これから家を建てる方は、
「あー、うらやましい」
ということです笑
保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。