「家を買うべきか、それとも賃貸で暮らすべきか。」
このテーマは昔から答えが出ない議論です。
SNSでは「賃貸のほうが得」「持ち家は資産になる」
など、対立する様々な意見があります。
住む場所や暮らし方によって、メリットデメリットがありますし、結局は価値観によって答えが変わる問だと思ってます。
例えば先日、担当の美容師さんと雑談をしていた時にこんな話になりました。
「私は家を買わない派なんですよね」
理由を聞いてみると、とても納得感がありました。
そもそも一つの場所に永住する感覚があまりない。
なんなら海外をバックパッカーとして回りたい気持ちもある。
家は基本的に“食べて寝る場所”なので、アパートでも十分快適。
なるほどなと思いました。
こういう価値観なら、無理に家を買う必要はまったくないと思います。
私が家を持ちたいと思った理由
逆に、「昆さんは、なんで持ち家がいいと思っているんですか?」と聞かれました。
その時、真っ先に浮かんだのは、「覚悟」という言葉でした。
こう表現すると、ちょっと重く感じるかもしれないので補足します。
私は、20代の時は心の中でずっと、
「他の地域ならもっと自分が活躍できるかもしれない」
という気持ちを持っていました。
例えば東京だったら。
もっと大企業だったら。
もっとチャンスがある場所だったら。
20代で職場を転々としていた時に、こんなことを思っていたのは今になっては笑えます。
それだけでは、何も変わらないということが今ならわかるからです。
幸いにして、環境のせいにしていてもいつまでたっても変われないとうことも20代の後半で分かりました。
そこで、結婚を機に環境ではなく自分自身を変えるしかないと思ったのです。
同時に家を買う時に、「新潟で生きていこう」と決めました。
環境のせいにする気持ちを断ち切って、腹を決めて新潟で生きていく努力する覚悟を持ちたかった。
それが、私にとって家を持つ一番大きな意味でした。
家を買ったからローンのために努力した、というよりは
「この先もここで暮らす」という決意の象徴が家だったのです。

想像以上によかった持ち家の住み心地
もちろん、実際に持ち家に住み始めると、もっと現実的な「よかった」もたくさんありました。
家を持つと、何とも言えない”所有感”のような感覚が生まれます。古い表現ですが、『自分の城を持った』というプラスの気持ちが湧きました。生活においても、当然ながらアパートとは雲泥の差です。
特に子どもが生まれてからは、一軒家かつ持ち家のありがたみが増しました。
昼夜問わず泣く乳時期にはじまり、
元気いっぱい声をあげて走り回る幼児期。
オモチャを投げたり、転んだり、床にキズも増えていきます。
小学生になっても、跳ねたり走ったり、大忙しです。
音楽の習いごとや趣味の練習をする音も響きます。
このような子育てにおいて発生する声や音、キズなど、一切気をつかわずに過ごせたことがとてもよかったです。
また、子どもにとって保育園から高校まで一貫して同じ地域で過ごし、そこが実家になる。
つまり故郷になるという感覚を持てることも個人的にはプラスなのではないかと思っています。

家の大規模リフォームも経験しました
さらに私の場合は、築15年目で仕事にも生かすという目的で大規模なリフォームをしました。
最近増えているリフォームニーズ。
中古住宅や実家の内装をかえたり、性能から大規模に手を入れたりと様々ですが件数は確実に増えてきていました、
「自ら経験していないものをお客さんにアドバイスするのは、どうなんだろう?」と思っていたので、このニーズに対しての最適解を、自分が実験台になって試したかったというところもあります。
リフォーム後は、本当に家が快適になりました。
・冬が暖かい
・夏が涼しい(しかも超省エネで)
・脱衣場が寒くない
・結露しない
・内装も外装も好みにできる
この満足感は、かなり大きいです。
仕事が終わって帰宅した瞬間、
「ああ、自分の家っていいな」
と毎日思える。
これは住んでみて初めて分かった感覚でした。
今は家の価格は高くなりましたが、家の基本性能は相当に進化しています。
アパートや築年数のたったマンションでの暮らしてから、いきなりこのクラスの家に住める快適さは持ち家のメリットをさらに押し上げていると感じます。
「自分の場所」がある安心感

地味に大きいのが、「自分の場所がある」という感覚です。
賃貸だと、どこか「借りている感覚」があります。
私は事務所は賃貸です。
年々値上げのお知らせがくると、それに抵抗することもできません。
仕事用に借りている駐車場もいきなり立ち退きの通知が来ました。
賃料もそもそも権利もいつどうなるか分からないのは落ち着きません。
もちろん、だったら他を探せばいいから、それが気楽で良いという人もいます。
でも私の場合は、
・庭がある
・車を3台以上停められる
・好きなように手を加えられる
・所有権は自分
こういう自由さと所有感が、かなり生活満足度につながっています。
家は「得か損か」だけではない
最近は、
「家は資産になるのか」
「賃貸のほうが得では?」
という話もよく見ます。
もちろん、それも大事です。
ただ実際には、家って数字だけでは割り切れない部分も大きいと思っています。
その地域で生きていく覚悟だったり、
家族との時間だったり、
帰る場所の安心感だったり。
だから結局のところ、家を買うべきかどうかは価値観次第です。
「この場所で暮らしていく」
という気持ちが強い人にとっては、持ち家はすごく満足度の高い選択肢になると思います。
少なくとも私は、家を買ってよかったと思っています。
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ただし、持ち家の場合、身の丈に合っていないものを購入すると、それはそれは大変なことになります。
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保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。