■■ここに該当のコードを入れます■■

資産運用の初心者の方へ

「昆さん、学資保険のおススメってありますか?」

最近このような質問を多くいただくのですが、いつも回答に困っています。

個人的には学資保険は長期間お金がロックされるのにたいして増えないし、自分のお金なのに途中解約のペナルティもあり加入するメリットがないと思っていて、資産運用をするべきだと思っているのですが、そのように言っても実際じゃあどうした良いのか分からないと思うので、無責任の回答になってしまいそうだし...うーん、という感じです。

自分で投資信託を活用して運用すれば、20年くらいかけてもいいのであればかなりの高確率で学資保険よりは大きく上回ることができるはずなのですが、100%絶対ですか?と聞かれればそうではないし、このあたりを短時間に説明することは不可能に近いです。

実験的に3時間×3セットの基本講義を何組かの相談者の方にさせてもらったことがあり、それくらい時間をかけると、全員が全員、資産運用に対して積極的なスタイルへと自発的になるのですが、こういう基本的なことはぜひとも高校くらいで学校で教えてくれたらいいのにと思います。

事実、日本経済新聞の調査によると、「自身が金融リテラシー(知識)を持っているかどうか?」という質問に対して、93%が自信なしと自覚しており、7%しか自信を持っていないそうです。

100人に7人が自分で頑張って勉強して、お金をうまく増やしているわけですが、残りの93人はどうやったら良いか分からないのが普通ということですから、資産運用のハードルが高いのは紛れもない事実ですよね。

学校では教えてくれないお金の話

学校教育ではお金の話は、ほとんど学ぶことはありません。

私は大学時代に「消費者教育学」という学問を学んでいましたが、それっぽいテーマでもあまりお金について詳しくは語られていませんでした。

クレジットカードを使いすぎないようにとか、消費トラブルに遭わないようにするといったようなことが多く、日々の家計管理だとか、資産運用の話は学校教育の場ではほとんど話題にあがることはありません。

日常の家計管理や資産運用よりも、リスク回避するように重点が置かれていて、いわゆる金融リテラシーは学校教育では一切教わらないというのが現実でしょう。

そもそも、「金融リテラシーって何!?」って話ですが、それはお金に対する基本知識とということだと思います。

例えば住宅ローンを組む際に、変動金利と固定金利の仕組みを理解しているかも金融リテラシーなりますし、NISAやiDeCoを使って資産運用にトライしてみることも金融リテラシーになると思います。

簡単に言うと金融リテラシーが高ければ誰かに搾取されることなく、自分の力でしっかりとお金を貯めることができ、そして増やしていくことができるということです。

そういわれると、自信がない人が93%ということでしょう。

あなたはいかがでしょうか?

仕事してお金を稼いで、それを貯金するところまではいいのですが、その先については自発的に学んだ人・そうではない人の差がまさに天と地の差と言えるのです。

学資保険に安易に入らない

例えば子どもがいる家庭に飛ぶように売れている『学資保険』は貯金するよりお金が多少増えるということで人気があります。

学資保険に入っていれば「何だか、しっかり者!」という感じがしますよね。

しかしマイナス金利における現在では、学資保険でお金が増えることはほとんどありません。

多少はお金が増える商品を保険会社も頑張って出してくれてはいますが、実は保険会社はほとんど儲けがでない完全なサービス商品です。

何でそんなことをしているかというと、業界ではこれはドアノック商品と呼んでいます。

ドアノックとはきっかけづくりのことで、とりあえず教育費の貯金で損しないのであれば、保険でも話は聞いてくれますから、この商品をきっかけにして他の保険を販売しなさいということなのです。つまり学資保険は他の保険とセット販売が前提に商品開発されているのです。あなたはその勧誘から逃れる自信はありますか?

そのため相談者の既に入っている保険を分析すると、多くのケースで「学資保険+その会社の別な医療とか他の保険」に入っているケースが目立ち、結果的には全くトクになっていないというケースを何度も観てきました。

今の時代はお金を守りたいのならどのみち増えないのだから保険ではなくて定期預金で十分であり、増やしたいなら少し勉強してインターネットでSBI証券や楽天証券などの証券会社に口座を作り投資信託で運用するのが初心者にとっての最適解です。

保険会社ではなく自分の手で運用していけばお金を増やせる確率は大きく上がります。

その方法や理論を知れば、別な行動を取るはずなのに多くの人は行わない。

「なぜか?」

単に、知らないからです。

教育費を貯める際に多くの人が学資保険止まりになってしまうのは、まさに学校でお金のことを教わらなかった金融リテラシーの欠如の表れだと思います。

お金の方程式『収入―支出=貯金×運用=資産』

そんなあなたはまずこの発想を持ってください。

あなたがお金に困りたくないのであれば、まずは家計を黒字に持っていくという根本的なことから始めましょう。

STEP1:『収入―支出=貯金』
これを年間確実にプラスになるようにまずはコントロールをします。

そして、

STEP2:『貯金×運用=資産』
次にこのステージを目指しましょう。

いわゆる93%の方は、STEP1どまりで、STEP2を行いません。

STEP1を制覇し安定して貯金できるようになっても、多くの場合STEP2が他力本願になり”売り手”に吸収されてしまうのです。

貯金の大部分を貯蓄系の保険に回していてもお金が増えるスピードは上がりませんし、途中解約のペナルティもあり、お金が急に必要になったら大きく元本を減らしてしまいます。

つまり成功のカギは、STEP2を人任せにせずに自力で行うということです。

最大のハードルがインターネット証券会社への口座開設です。
やってしまえばたいしたことないのですが、ここを乗り越えられるかが大きな違いになります。

私は以前、典型的な情報弱者でした

保険屋さんは保険の専門家ですが、資産運用の専門家ではなりません。

住宅会社の営業マンは、家を建てることのプロですが住宅ローンのことは専門家ではありません。

あなたの目の前で無料で提案してくる人は、あなたにとってのベストな提案ではなく、売り手にとってのベストな提案に過ぎません。

これは実体験から断言できます。

私が過去に出会った保険の営業マンはより儲かる商品を売りたいという意向が強いことが今になれば完全に分かりますし、住宅会社はあなたにとってベストなものではなく、できるだけ手間が少なく確実に資金を回収できる銀行を斡旋したいという意向があります。

保険屋さんは、歩合制の給与提携ですからある意味それは当然と言えるでしょう。

知識がない相手に対して、それっぽい物を売ることは、話さえ聞いてもらえる環境を作ればさほど難しいことではありません。

やたら友人や知人を紹介してもらいたいのはそういうことです。

資産運用の初心者にとってお金を増やすうえで現状で最善なのは、国が推奨するようにNISAとiDeCoにトライすることなのですが、そこまでするのは億劫だし銀行預金よりもメリットがあれば保険でもいいやともう人が実際はほとんどなのです。

本当はもっといい選択肢があることをあなたが知らなければ、そこで満足して終わってしまうでしょう。

これは非常にもったいないですね。

しかし、気持ちは分かります。

私も家を建てた当時は医療業界にいたので、いわゆる金融リテラシーゼロのズブの素人でした。

住宅会社と提携している保険屋さんと生命保険を決めて、住宅会社のおすすめの住宅ローンでローンを組んだわけですが、知識を持った今、当時の内容は何一つ残っていません。

保険もすべて変更し、ローンも借り換えています。

保険については住宅業界に入った後すぐに、外資系生保マンからの提案に乗り換えましたが傷口を悪化させただけでした。

この時無駄にしたお金は、相当な額になります(涙)

当時は納得していましたが、金融リテラシーがゼロの私には、何を言われても納得したのは間違いありません。

今思うと、情けないのものです。

保険屋さんや住宅屋さんは、私に最善の金融商品を提案をしてくれるプロと勝手に思い込んでいたのです。

結果的に、ローンや生命保険を最適に選べるかどうかで数百~千万円超えの差が生まれることがあるのです。

つまり、無理のない住宅購入費用がこれによって大きく変わってくることということです。

あなたが何らかのきっかけでもしこの記事を目にしたのなら、あなたにとっての当面のベストはまだ別にあり、その答えは自らの努力や、”売り手”ではない相談相手によってしか得られないということを知っておいてください。

具体的に何をとりあえずすべきかと問われれば、まずは「金融庁 NISA」で検索してみて基本的なことをちょっと頑張って学んでみると良いでしょう。

なんて言ったって、それを国が推奨して税制優遇もしているくらいなので、しないほうがもったいないレベルだからです。

少しの努力と行動であなたも、7%の側になりましょう。

PS

マイホーム予算診断サービスをすると、家を買ってからでも毎月・毎年いくらを資産運用に回せるかどうかという目安を持つこともできます。

資産運用は時間をお金に変えられるため、あなたが若ければ若いほど、早く始めれば早いほど純粋に勝率が上がると言えます。

家を買った後にカツカツになるのか、月1万円、2万円でも資産運用に回せる余裕を残すのか。

この違いはあなたの将来を大きく変えることでしょう。

昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

関連記事