先週、住宅購入の疑似体験をしました。
どんなことかというと、
超目玉級の好立地（私にとって）の
物件が売りに出るかもしれない！
という情報を得て、
「そんな物件は人生で二度と
出会えないだろう！！」と思って、
既に家を建てたくせに家を売って、
引っ越しをしようかとちょっと
真剣に考えてみたのです。
私は両親とも近居してますから
両親も一緒に引っ越しする前提で
計画を進めていきたいと考え
まずは親に聞いてみました。
当然ながら、
「いきなりそんな話をされても決められないよ。
やっとローンを完済した家をいきなり
売るって言われてもちょっと抵抗があるよ。」
という感じでした。
まあ、当然ですよね。
その物件が気に入ってしまった私は
具体的な返済プランを考えてみました。
いまよりはちょっときつくなるけど
家の売却価格は少なめであっても
返せないこともないか...
むしろいい値段がつけば今と
返済そんなに変わらないかも...
という感じで始めは単なるノリ
だったのが
気持ち的には買える可能性を模索
している自分に気が付きます。
急展開で人は冷静さを失う
結局、その物件は売りにでないことになりました。
ガッカリした気持ちよりも、
正直ホッとした気持ちが勝りました。
...これが答えですよね。
ちょっと購入に向けて動こうと思った
私ですが冷静さを取り戻しました。
まあ客観的に見れば、
リスクを冒してまで住み替える
必要なんて全くないわけですし、
いい物件すぎて身の丈に合っていない
とも思えるようになりました。
子どもたちにいい不動産を
残してあげられるとも思いましたが、
これは超危険な考えです。
まずは、自分たちの資産内で自分たちが
無理なく生活することが第一です。
いい不動産を手に入れるのは、
悪いことではありませんが、
自分しか住まない場合は、
そこからお金を生むわけではなく
むしろお金がどんどんなくなるので、
購入したあとに洗礼を受けます。
ちなみに固定資産税が年間約40万円
だったので買った後に知ったなら
失神ものですよね（笑）
デメリットが見えなくなる
最近、土地や建物を申し込んだ（契約）
したのにキャンセルされて
一から計画をやりなおしたいと
仰る方が何組か相談に来られました。
気持ちは分かります。
いい物件が出てきたから、
とりあえず勢いで一気に進んでいって、
契約した途端に不安になったのだと思います。
たぶん私も今回の物件を申し込み
していたら手に入れた安堵感よりも
本当にこれで良かったのだろうか？
と言う不安が圧倒的に勝っていたでしょう。
そりゃそうです。
いい立地にいい建物を買えば、
それは便利で快適に決まっています。
でも、それを無理なく返して
いけるかは全く別問題ですよね。
これって至極当然のことですが
家を買う時って盲目になってしまうのです。
だって本当は、便利な場所で、いい家がいいですもん。
疑似契約体験をおススメします
あなたがもし住宅購入をしようと
思っていてある程度いいなと
いうものがあるのなら、
契約する前に一度買ったつもりで
超リアルに考えてみる事を
おススメします。
「契約してもう後戻りできない！」
となったときにあなたがどんな気持ちに
なるのかを考えてみましょう。
それでも一点の曇りがない心に
もしあなたがなったのであれば、
それほど素晴らしいことはないでしょう。
これから始める超長期ローンを
払っていきがいがありますよね。
しかし一方で返済の不安や、
そもそも本当にそれが欲しいのか？
ちょっと雲行きが怪しくなってきたら
これもまたそれほど素晴らしい発見は
ないでしょう。
だってまだ契約してませんからね。
住宅購入、不動産購入はあまりにも
高額なため人生を左右されます。
何度立ち止まって考えたって、
悪いことではないんですよ^^
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保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。
