常識と逆?家づくりの正しい順番

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「この進め方は、危険です!」

 

家づくりを考えたとき、

あなたはどんな順番で、

計画を進めていきますか?

 

進め方には、決まった「型」

のようなものがあります。

 

本にも書いてあるような王道の

進み方としては・・・

 

1:家づくりを考え始める

2:土地を探す

3:建築会社を探す

4:土地を申し込む

5:建築依頼先を決定

6:ローンを申し込む

 

ということです。

 

一見当たり前のようなことが

当たり前に書かれています。

 

これで全然問題ないでしょ!

と思ったあなたは、

 

家づくりを大きな後悔を

してしまう可能性があります。

 

なぜならこの進め方で行くと、

 

・希望通りの土地

・希望通りの建物

 

両方で探していくのが前提なので、

予算オーバーしているのです。

 

土地が決まって・・・

建物が決まって・・・

 

「じゃあローン申し込もうか。」

「銀行もOKだって。良かった。」

 

こういう流れで行くと、

どうなるのかをお伝えします。

 

 

 

50%の家計が現役中にショートする

 

 

平均的な家族構成で平均的な

世帯年収の方が、

 

誰もがいいね!と思うような

土地や建物を買った場合、

 

人生で1度か2度ショートします。

 

その割合は今までの経験上、

半分の50%となっています。

 

自己破産するということではありません。

 

大学進学時の教育費が出せなくなり

教育ローンを借りて多債務状態に

なったり、

 

当然車もキャッシュで買えないので、

ローンで借りて、

家、車、学費のトリプルローン。

 

子どもが独立して退職金でやっとで

一部のローンを返しても、

 

老後の生活費用がないので、

生活レベルをグッと下げることを

強制されるということです。

 

あなたが今30代だった場合、

 

子どもが大学へ行くのは、

今から10年20年後・・・

 

老後の生活を送るのは、

30年、40年後・・・

 

人はこんな先の未来をイメージ

することができません。

 

 

住宅購入費用は人生に連動する

 

 

このような今は見えない借金の

連鎖があります。

 

銀行が教育ローンやマイカーローンの

CMをガンガン打つのは、

 

それだけローンを求めている人が

いるからです。

 

新卒間もない時は仕方ないですが

ある程度の30代、40代になれば、

 

車をローンで買えない場合、

正直身の丈になってしないことを

意味します。

 

借金をするということは、

家計が回っていない証拠なのです。

 

住宅を買うときはほとんどの方が

ローンで買います。

 

つまり一度しかないチャンスで、

住宅ローン借入金額を間違えると、

 

その後の人生の大半をお金で

苦しむことになります。

 

“ノリ” とか

“イケイケで希望100%”

 

で決めた場合、

 

後悔を生むとはこういうことです。

 

 

正しい進め方はこれ

 

 

ではどういう順番で家づくりを

進めるのが理想か?

 

答えは、こうなります。

 

1:家づくりを考え始める

2:無理のない予算を把握する

3:ローンが借りられるか把握する

4:予算内で土地を探す

5:予算内で建築依頼先を決定

6:無理のないローンを申し込む

 

希望100%は難しいかもしれません。

 

でも、車を買うときに

 

ただ欲しいからといって、

高級外車のフルオプションで買う人が

ほとんどいないように、

 

家も!

 

家こそ!!

 

身の丈にあったものをしっかり

選別することが必要です。

 

今日の記事をみてドキッとした方も

大丈夫です。

 

家づくりは契約さえしていなければ、

全てふりだしに戻すことができます。

 

後で後悔しないために、

家づくりの予算と計画を

改めてしっかり考えませんか。

昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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