車の値段が高すぎると、嘆く妹。
「SUVっていくらするんだろう!?」
と気軽にディーラーに飛び込んで
商談をしてみたところ、
「思った以上に金額がかかって
びっくりした!」
と言っていました。
インターネットで例えば予算を
250万円などの設定で見ていると
かなりの車種が予算圏内に
入ってくるように見えます。
しかし実際はそうはいきませんよね。
オプションもそうですが、
・自動車税
・消費税
・リサイクル料金
・代行費用
このような諸費用が発生してきて、
250万円があっという間に
300万円に達してしまいます。
全体で250万円以内にするには、
本体価格を200万円程度にする
必要があるので、
結局コンパクトカーしか
買えないというのはよくあることです。
余談ですが私は新車だと
このようなケースになることから、
コミコミ200万の予算で中古を
探し好きな車に乗ると決めています。
住宅の諸費用を考える
車と住宅の金額の違いは、
だいたい10倍くらいです。
新車150万円の軽自動車もあれば
新築1,500万円のローコスト住宅
もあります。
諸費用についても住宅の場合、
150~200万円くらいかかる
というのが一般的です。
ここでいう諸費用とは、
①住宅会社に支払うお金
②土地を買うお金
と分類した場合は、
それ以外にかかるお金のことを
言います。
例えば、
1,000万円の土地を買って、
2,000万円の家を契約した場合、
合計3,000万円となります。
しかしこれだけでもちろん足りず、
プラス150~200万円は
費用が発生するということです。
諸費用の内訳ベスト3
まず大きく考え方が異なるのが、
土地を買った場合と
土地を買わなかった場合です。
実際の相談者Aさんの事例を
見てみますと、
土地770万円
建物2,350万円
このうち、
住宅ローン2,800万円を借りた
ケースを追いかけてみます。
Aさんが最もかかった諸費用が
何だったかというと、
それは住宅ローンに関わる
諸費用でした。
合計は861,826円。
さらに細かく見ていくと、
・住宅ローンの手数料
・つなぎ融資の利息
・契約書印紙代
などが入ってきます。
次に多かったのは、
土地を購入するときの
諸費用です。
これは、合計467,480円でした。
・不動産仲介手数料
・固定資産税日割り分
・土地の名義変更登記
などが入ってきます。
そして、3番目は登記費用でした。
登記とは、家が完成したときに
法務局へ登録する手続きになります。
この合計が250,000円でした。
あとは火災保険料が150,000円
程度といった具合です。
合計すると170万円くらいですね。
まだまだある!家づくりの諸費用
ここまでの諸費用はある程度、
新築時に避けられない諸費用と
なります。
そしてこの他にかかってくるのが、
・家具家電購入費用
・引っ越し費用
・仮住まい費用(建て替えの場合)
ざっとこんな感じでしょうか。
家具家電は本当にピンキリですが、
新築時にはテンションが上がりがちで
思わぬ出費となります。
ちょっといい家具家電を買えば、
あっというまに数十万円です。
また、3月に引っ越しをすると
引っ越し費用が高騰するため
一般的にはこの時期を避けて
引っ越しするの無難となります。
レンタカーや職場の車両を借り、
友人や同僚に手伝ってもらいながら
コストダウンするケースも多く見られます。
まとめると、
諸費用はケースバイケースですが、
150~200万円は必須。
+家具家電、引っ越しとみておくと
資金計画は立てやすいでしょう。
最近は銀行はこのあたりの
費用まで貸してくれるところが
多くなってきていますが、
35年も持たない家電や
諸費用などの無価値の消え物は
35年も利息付きで払うのは、
ふさわしくありません。
できるだけ現金を用意することを
おすすめします。
保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。