ちょっと待って!予算オーバーしてませんか?

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何でこんなにも自分をコントロール

できないんだろう・・・

 

私は最近ちょっとだけ胃腸の調子が

悪いのですが、

 

食べ物に気を付ければいいものを、

ついつい欲に負けて食べたいものを

食べてしまいます。

 

先日富山に出張へ行き高速の

SAで休憩をしていたときも、

 

白海老そばとか、鱒寿司とか

ヘルシーでご当地系を頼めばいいのに、

 

注文したのは、

 

“カツカレー”!

 

本当は具合悪いくないんじゃないの?

というチョイスですが、

その後見事にげんなりしてしまいました。

 

分かっているんだけど、

ついつい・・・

 

「次からは気を付けよう。。。」

 

あなたにもこんな経験ありませんか?

 

 

やりなおしのきかない選択

 

 

せっかくだから食べたいのを

食べよう!

 

これはまあ次からやりなおせば

いいのでまだ大丈夫ですが、

 

せっかくだから住みたい家に住もう!

 

お金はそこまで細かく考えなくても

いいでしょ!

 

というのはちょっと危険です。

 

1年で何十件も住宅の見積もりを

みていると、

 

始めに決めた予算よりもたいてい

大きくオーバーしている方が

ほとんどになります。

 

ちょっとってどれくらいかというと、

ゆうに100万円を超えるくらいの

金額です。

 

否定するつもりはないのですが、

最初にに決めた上限がいとも簡単に

撤廃されているところを見ると、

 

未来のことがちょっと心配に

なってしまいます。

 

 

実際にローンが始まった相談者の声

 

 

先週の金曜日に3月に家が完成し、

住み始めて半年の方のご自宅へ

伺ってきました。

 

住宅購入に様々な工夫をして、

コストダウンし、

 

もちろん無理のない返済額の

範囲内できちんとゴールしたので、

返済上は何の問題もありません。

 

予算内でゴールする大切さを

改めて再確認できました。

 

今は2人目の子どもが生まれて、

貯金がわずかしかできない時期に

なっているのも想定通りですので、

 

貯金が貯まらないことも、

ストレスを感じていられませんでした。

 

ほぼドンピシャのラインで、

家づくりを行ったのですが、

 

奥さんが

 

「月々の支出があと2万円

多かったら無理でした。

 

返済は何とかするでしょうけども、

貯金がまったくできずに

精神的に辛いことになっていそうだった。

 

こうならなくて良かったです。」

 

と話していました。

 

 

月々2万円は誤差レベルで起きてしまう理由

 

 

多くの人はこの月々2万円を

甘く見ていてます。

 

月々2万円プラスというのは、

賃貸時代と比較すると、

 

・固定資産税(うっ)

・火災保険料(ぐっ)

・光熱費(降参!)

 

というように当たり前にかかる

この3段攻勢で簡単に、

プラスになってしまいます。

 

そもそも借入が過剰であれば

月々の返済額も大きく増えて、

 

先述のプラス要素も重なり、

家計の負担感はグッと増します。

 

そして、ここにダメ押しの、

“保育費”です。

 

世帯収入にもよりますが、

4万円前後がここで加算されますので、

 

家計が火の車になることが

十分に事前に想定されるのです。

 

これでKO(ノックアウト)になって

家計がどんなに多いことか。。。

 

しかし多くの方が、

 

家を買った後の未来を“甘く”

見過ぎていて、

 

ここで初めて現実に直面し、

返済のストレスを感じてしまうのです。

 

これは特に何も考えずに、

家づくりを始めることによって

生じる“よくあること”です。

 

一生で一回の家づくりで、

気合いが入る気持ちは分かりますが、

 

気合いを入れすぎた人ほど、

ほどほどにすれば良かったと

思う姿をよく見かけます。

 

いい家に住むイメージと同じように、

返済に苦労していないイメージも

同時並行でぜひ考えてみてくださいね。

 

家づくりはついつい発生してくる

“欲”との戦いでもあります。

 

優先順を決めてほどほどが一番ですね。

昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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