衝撃!?残業なしだと家建たず

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住宅購入専門ファイナンシャルプランナーの昆です。

 

本日は残業手当について、

お話をしていきたいと思います。

 

ここ最近の相談者の傾向で、

 

年収に占める残業手当の割合が

10%以上になっている方が

目立ちます。

 

「仕事は増えるけど、

収入も増えるわけだし、

うん、まあ悪くもないよな。

 

そもそも残業が嫌とは言えないし

仕方ないか。」

 

本音はこんな感じかと思います。

 

しかしこれがあまりにも

日常化してくると、

 

もう残業があるのも当たり前だし、

残業手当がある給与も当たり前に

なってしまいます。

 

本来は特別なことであるはずなのに、

それが日常化したとき、

 

家計は大きな危険性を秘めてしまいます。

 

 

残業に依存する家計になってませんか?

 

 

例えば公務員の方の場合は、

配属する部署によって、

 

大きく年収が異なるケースを

私はこれまで何度も見てきました。

 

残業が激しい部署と

そうではない部署では、

 

年収が100万円以上差が開いて

しまうのです。

 

これはもちろん公務員の方に

限らず残業手当が多い会社にも

共通することです。

 

残業が多い状態が1年、2年続くと、

家計ではある現象が起こります。

 

それは、

 

”残業がある給与が当たり前に

日々をやりくりしてしまう”

 

ことです。

 

月4万円、5万円多い状態に

慣れてしまうと、

 

たいていの人は、

その分をしっかり貯金するのではなく

使ってしまうのです。

 

残業のストレスで

なおさらその傾向は強まるの

かもしれません。

 

いわゆる一発の浪費系ならまだ

良いものの、

 

そうではないケースを

見ていきましょう。

 

 

 

残業ピーク時の住宅取得

 

 

残業して家計の景気が良くなれば、

羽振りもよくなり、

 

家でも買おうかな~

 

となるかもしれません。

そう考えるのが自然でしょう。

 

もうお分かりかと思いますが、

 

家計が残業ピーク期になる中で、

月々の住宅ローン支払い金額を

決めてしまうと・・・

 

残業ピークが崩壊、

つまり残業がなくなったら、

 

ローンを支払うことに相当な

苦労をすることになるでしょう。

 

つまり将来の家計の見通しを

立てるのであれば、

 

残業手当を現実的な範囲内か

「ゼロ」で試算するのが

安全の安全ということです。

 

 

残業手当なしだと家建たず

 

 

話を盛っているわけでもなく、

最近複数あった事案ですが、

 

残業ありの、

 

”源泉徴収票”の金額をベースに

試算すると希望する3,000万円の

家に手が届くものの、

 

残業なしの、

これから現実的に起こりえる

予測年収で試算すると、

 

希望する3,000万円の家には

到底手が届かず・・・

 

というのは本当によくあります。

 

あなたの家計がそうなるかどうかは

試算してみないと分かりませんが、

 

もしこのようなケースに該当する場合、

 

残業ありのベースでローンを組むと、

 

「住宅取得後の家計がキツすぎる!」

 

と、このようになるのは、

十分にあり得るということです。

 

・公務員

・上場企業勤務

・残業手当が過多な職場

 

これらにお勤めの方は、

該当する可能性が高いので

注意してくださいね。

昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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