「家を建てる前に保険での老後積み立ては禁物。」
1月に行ったセミナーの中の一部で
こういったことを話しました。
セミナー参加者のほとんどが老後に向けて
かなり多くの貯蓄をされていました。
「家計がカツカツなんです。」
という人に限って、
生命保険での貯金を毎月3万円、
5万円なりしてる人をよく見かけます。
毎月こんなに貯金ができていれば
本来は全くカツカツではないのに、
不思議なものです。
確かに誰もが老後の生活には
不安があり少しでも多くのお金を
残しておきたいというのは、
とっても共感できます。
しかしながら、
こんなに貯金をしていれば
収支はカツカツになってしまい
今実現したい生活に当然ながら
制限がかかってしまいます。
無理をして我慢をして老後に
お金をとにかく送りまくる。
あなたはそんな生活を本当に
望んでいるのでしょうか?
お金の全体像をつかむ
実はいうとあなたが本当にお金が
必要なタイミングは老後ではありません。
紛れもない、今です。
そしてこれからです。
家族でたくさんの思い出をつくる
今この時の時間。
そして子どもが大きくなって
教育費にお金がかかるとき。
あなたは何のためにお金を
稼いでいますか?
もう子どもみんなが独立して
身体も思うように動かなくなり
活力を衰え始めてくる時に
お金がたくさんあることを望みますか?
もちろんお金はないよりいいに
決まっています。
しかし、後になって思うはずです。
「もっと若い時にお金を有効活用
しておけばよかった。」
シミュレーションが示す真実
長期的なお金の動きを分析する
作業をすると、
老後に向けての貯蓄保険を
掛けすぎている人は、
老後の資金が過剰になっている
傾向があります。
「使いきれずに死んじゃうね。」
というような感じです。
それなのに家族旅行を我慢したり、
子どもの大学進学費用を
上手く捻出できず奨学金に頼る
家計になっていたり、
今がカツカツだから少しでも
住宅ローンの金額を低くしようと、
土地建物の金額を必要以上に縮小
しすぎたりする傾向があります。
何が言いたいのかという、
人生のメインステージである若年期に
もっと生きたお金の使い方を
したほうがいいはずであるのに
人生の後半である老後に無理して
回しすぎて、
その時にお金がたくさんあっても
できることは限られてしまうのです。
中長期のお金の動きをグラフ化
すると一発でこのようなことが
分かってしまうのです。
人生の満足度を上げるためには、
老後に回しすぎるのではなく、
人生全体でお金をコントロール
する必要があると私は思います。
老後の貯蓄の正しい考え方
生命保険での貯蓄をやめよう。
こういう話ではありません。
貯金をする額が適切なのかを
しっかり考えようという話です。
したがって順番はこうです。
①住宅ローンがスタートして、
新しい毎月の収支が確定した。
↓
②毎月子どもに貯金できる額を確保
↓
③旅行や車などに使う貯金を確保
↓
④これらを考慮して毎月1万円でも
まだ余裕があれば老後に向けて
貯蓄を始める。
多くの方はこの逆になっていて
家を建てる前に、
老後用の保険に入りすぎて、
それに合わせた若年層の収支を
組み立ててしまいます。
当然ながらこれでは老後の生活が
すべてにおいて優先されるものとなり、
人生のメインステージである、
”今”使えるお金は減ってしまいます。
なんか常に若い時はお金に
苦労しているように感じる家計に
なってしまうのです。
これは子供にも色濃く影響を
与えます。
もしあなたがこういったことを
避けたいのであれば、
できるだけ早期に長期のお金の
動きを把握する必要があります。
そして無理のない住宅ローン借入金額を
把握しそれを守っていれば
大抵のことは何とかなるのです。
あなたの人生で一番大事なのは
老後ですか?
それとも、今ですか?
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保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。