From:昆知宏@新潟住まいのお金相談室
「今月の給料日まであと10日。
15,000円でやりくりできるだろうか・・・
オムツも買っておかなきゃだから、
厳密に言うと14,000円で10日か。
自炊すれば余裕だろうけど、
うーん・・・
面倒だし何を作っていいのか
イマイチ思い付かないなあ。
でもこの予算守らないで、
貯金に手を出すなんてもってのほか
だからがんばって自炊しよう!」
これ、しばらく単身生活が始まる私のこと。
妻が息子を連れて里帰りをして、
帰りの電車の中でこの記事を書いています。
期間にすれば約半月と短いものですが、
振り返ると一人暮らしをするのなんて
10年ぶりくらい久しぶりなこと。
料理ができないわけではないので
気が向いた時には、
何か作っていた私ですが
そんなの数えられるほどでしょう。
こうやって一人になると、
妻が毎日料理を作ってくれて、
毎日献立を考えてくれて
限りある予算の中で
やりくりしてくれてと
感謝の気持ちが溢れます。
たまにはこうやって一人になって
いろいろ考えてみるのも悪くないものですね。
我が家のルール
我が家は食費・日用品費を,
毎月40,000円と決めています。
以前は30,000円だったのですが、
物の値段が色々と上昇しているので
一度33,000円にアップしました。
そして子どもが産まれてからは、40,000円にしました。
主にオムツ代ですね。
外食費用はそれぞれのお小遣いから
出すので家計が痛むことはありません。
日用品を含んでの40,000円。
あなたはこの金額をどう思いますか?
色々な相談者の方とこの話をしますが、
実際平均よりも少なく正直、多くはないと思います。
しかし実際この金額でやろうと決めると、
できなくもありません。
このように家計の固定費と、
お小遣いを固定しておけば、
毎月の貯金できる額が確定します。
そのため、お金は貯まります。
毎月余った額を貯金するのではなく、
“貯金する額”を始めに決めて、
余った額に合わせてお小遣いや食費などを
決めているからです。
これは結婚してから私から提案して、
妻に合意をしてもらいました。
家を建てる前、建てたあと
では家を建てる前と建てた後って
家計の支出はどう変わるのか?
これを見ていきます。
今の家賃とこれからはじめる住宅ローン。
これがまず決定的な変化となります。
これ以外には見落としがちなところでは、
・固定資産税、都市計画税
(土地の広さと家の大きさにより、月1万円程度)
・火災保険料
(年払いで2万円前後、地震保険に入るともう少し多い)
・将来的にかかる家のメンテナンス分
(マンションの修繕費積立のように、
月1万円程度貯金しておいた方がベスト)
このようなものがあります。
例えば月の支出が
今の家賃が70,000円だとしても
住宅ローンが80,000円
固定資産税が10,000円
火災保険が2,500円
メンテナンス積立が10,000円
合計102,500円
だとすると家を建てる前と後との
差額は32,500円になります。
さてあなたは、
「あ、大丈夫そう」
「え?そんなに上がるの?」
どちら派でしたでしょうか?
しかしこのように文章にしてサラッと
書いていることですが、
このようなことを夫婦どちらか
一人だけで一生懸命考えても
うまくはいきません。
夫婦間の話し合いが大事
夫婦であっても価値観は全く違う。
こんなことは往々にしてあるでしょう。
特に生活に密着するお金については、
今まで育ってきた環境や
両親のお金に対する考え方などの
影響を強く受けがちです。
そのためどちらかが
家を買うためにこういうふうにしたいから
絶対守ってね!
というように言っても反発が起こることがあります。
食費やお小遣いが強制的に
削られたらやはりストレスが貯まります。
しかもこれからのところは、
節約しやすいところなので
ターゲットにされがちですが、
ストレスが強く貯まるところですので
大きな反発が起こりやすいです。
しかしそれでもいいのです。
一度夫婦間で現在の収入と支出を
しっかり把握してみて
それぞれの価値観や、
家計のやりくりについて話合って
住宅ローンを組んでから家計が
どうなるのかを確認しておく。
それをどちらか一方だけで悩んだり
決めたりしないで。、
夫婦間で共有しておくだけで、
ケンカが少なくなり
家を建ててからもその家を
より楽しめるようになるでしょう。
せっかく建てたマイホームで
”お金“が原因でケンカばかりしていては
元の子もありませんよね。
家を建てるうえで最も大切なことは、
”お金”のことを家族と話してみること。
お互いの気持ちや考え方を理解し
「ここは一緒だ」
「あそこは違う」
など少しづつ話し合う環境を作り、
思いや違いを共有していくことが
家づくりの成功の秘訣です。
保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。