老後が不安でお金を残しすぎる人々

先日、過去に勤めていた会社の社長さんから電話がありました。

「突然なんだろう?間違いかな?」

かなりドキドキしながら電話に出てみると…
「久しぶりに話がしたいので、ご飯でも行きませんか?」ということでした。

その社長さんは、人生でお世話になった人を5人選んでください。
このように言われたら、間違いなくその中に入る方。

もちろん断る理由がないので、「喜んで!」と二つ返事で会いに行ってきました。

尊敬する社長さんから勧められたもの

当日は具体的に何かのということは特になくて、2時間くらいお互いの近況を話したり雑談をしたりという感じでした。
辞めてもう10年近く経つのに、気にかけてくれているなんて本当に嬉しい話です。

今日の記事で書こうと思っているのは、その雑談の中で”ある本”を紹介してもらったことについてです。

本のタイトルは
「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

「この本をまだ読んでいないのなら、ぜひ昆さんも読んでみたらどうですか?」と勧められました。

早速この本を読んでみたところ、最近考えていたこととリンクしてとても面白かったです。
私なりに重要だと思ったところは以下の通り。

・今しかできないことにお金を使う

・いろんな経験をして自分に投資するべき

・若い人ほどお金の価値を最大限に生かすことができる

・70歳に貯蓄が最大になることが最も多い

・寿命計算機で自分の寿命を見てみる

・一生懸命子育てに時間を割いたことを死ぬときに後悔した人はいなかった

・45から60歳に積極的にお金を使うモードに入る

・健康管理にお金と時間を使う

・お金を持つことで自分が何が一番大切か分かる

突然このタイミングで、この本を紹介されたこと。
これには何か意味があるなと思いました。

というのも、私は2年前の37歳くらいから何となく体の感覚が変わってきていることを自覚しています。

端的に言葉にすると「終わりを意識」し始めているということです。

奇しくもそのタイミングはコロナ禍の始まりと重なっています。
深い意味はなく単にいろいろ考える時間が増えただけなのかもしれません。

しかしながら「終わりを意識」すると、いつまでに何をしよう。いつからは何をしよう。今は何に集中しよう。
こういった発想が新しく生まれます。

人生何をしようか、と思った時に気になるのが「寿命」と「お金」ですよね。
お待たせしました、ここからが本題です。

自分の寿命とライフプラン

「終わりを意識」するようになって、自分に起きた変化。
縁あって出会った相談者に仕事を通して全力の価値を提供すること。
これはもちろんのこと、それ以外にも「自分や家族との時間をもっと使っていこう」と思うようになりました。

そして本を読んだことをきっかけに寿命のシミュレーションに興味を持ちました。
『寿命計算機』というサイトを使って具体的な自分の寿命を計測してみました。

いくつかサイトがあったので、平均値をとってみました。

すると私の予測寿命は...73歳。

この数字を見てドキッとしたのです。

なぜなら私の終わりを意識し始めたのが37歳。
ちょうど37歳が折り返し地点だったからです。

思っているよりも残された時間は多くありません。

皆がなんとなく見過ごしていますが、平均寿命を考慮すればこれは現実でもあります。

老後のお金を心配しすぎる人々

私は37歳を節目に、必要以上に何となくお金を貯めることをやめています。

それは相談者の方のライフプランを数多く作っていて
「老後にお金を残しすぎても使いきれないこと」を知っているからです。

マイホーム予算診断書を通してライフプランを作ると、
「実は老後の心配を過度にしすぎていた!」という現実にハッとなる方は少なくありません。

しっかりライフプランを作ると俯瞰的に見れるので、老後不安を執拗に煽る人とは距離を置けるようにもなります。
そうなると心理的にも大きな前進になることは間違いありません。

実際は貯蓄はどう推移するでしょうか。
本に書いてあるように65歳まで仕事を頑張って貯金をして、退職金や保険の満期金なども入ってきて70歳付近で貯蓄のピークを迎える方が多いようです。

しかし70歳でお金がたくさんあっても、到底人生でお金を上手く使いこなせるとは思えません。

人生の総収入と総支出のバランス

今はぐっと節約して、老後に贅沢三昧!
そんな暮らしをしたいとは、多くの方は思っていませんよね。

適度に節約してメリハリのある生活をしたい。

こう思っているが多いでしょう。

人生の総収入と総支出のバランスを見た時に、よくよく考えたら若いうちにも有意義にお金を使う」のは大切だと分かりますよね。

例えば
旅行、家族とのイベント・趣味の活動
「経験」は人生を振り返った時に、かけがえのない思い出になるようです。

最期を迎える時
「老後は良かったな~」となるよりも、一番充実していたもっと若い時のことを思い出すことが多いそうです。

同時に、若い時にやろうと思っていたけどできなかったことを後悔することも多い。

最期のその瞬間、頑張って仕事をして貯金をしてきたその残高。
そのことを、思い返すことなんてまずないでしょう。

本を読んでみて「なるほど、そうだよな」」と改めて思ったのです。

なんとなくの常識で人生を過ごすのではなくて、もっと自分主体でいいので満足できるようにカスタムすべきというのは納得です。

もちろんあなたにだって、その権利があります。

今日が一番人生で若い日

新しい考え方や価値観を知るタイミングに、遅い早いはありません。
ただ事実として、新しい情報を知ったその日があなたにとって最速のタイミング。

つまり今日この瞬間が、あなたが自由に意思決定をできる中で、人生で一番若い日ということになります。


「死ぬときに後悔をしないために、お金を使いまくれ!」

本も私も、決してそういったことを言っているのではありません。

自分の限られた時間を意識して、やりたいことを後回しないこと。
無理のない範囲でどんどんやっていきましょうよということです。

そうすることによって、人生が豊かになりすぎると本では説いています。

これは真理ではないでしょうか。

ふと何気なく考えていたことが、こうやって何かをきっかけにして具体的に点と点が線になる。
こういったことをセレンディピティとも呼びます。

これは私の好きな言葉で、『何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。』という意味です。

あなたもきっと人生のお金を真剣に考えることで、よりよい人生の可能性を模索しているはずです。

住宅購入のお金のことを調べていて偶然この記事に巡り合ったなら、もしかしてそれもセレンディピティなのかもしれません。

無理のない住宅ローン借入金額を知れば、老後の予想資金の見通しも立てられます。
そして今この瞬間に、経験にお金をどれだけ使ってもいいかも分かります。

ライフプランを作ることはハードルが高いと思われるかもしれません。たしかにお1人、またはご夫婦だけで作るのは難しいでしょう。
しかし私はこの仕事が天職だと思ってしているので、全力であなたに協力します。

良かったらマイホーム予算診断サービスを使ってみてください。

人生が豊かになるためのヒントがそこにはきっとあります。

この住宅購入ルールを知る前に、家を買わないでください

・私が自宅購入で1,000万円損しかけた実例
・住宅ローンを金利の低さで選んではいけない理由
・なぜ住宅会社や銀行が勧める住宅ローンを組んではいけないのか?
・(保険屋さんが絶対に教えたくない)生命保険のお得な入り方
・住宅展示場や完成見学会に行く前に、絶対にやること
・住宅購入で将来赤字になる家計を黒字転換させた改善点の具体例
・住宅購入後も住宅ローン返済の不安なくお金が貯まる家計を作る方法

などなど、
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初めての住宅購入でも失敗しない5つのお金ルール
昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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