住宅ローン返済の不安の正体

「家は欲しいけれど、住宅ローン返済は不安だ。」
「数千万円も借金を抱えるなんて、不安に押しつぶされそうだ。」

あなたもこんなふうに思っていませんか?

少し前に私自身が今、リフォームを検討しているというブログを書きました。

リフォームは大掛かりになるので、ローンが必要。
今ある住宅ローンに追加してローンを組む予定です。

『せっかく減った借金をまた増やすなんて、どうかしている。』

自分でも何度もこう思いました。

でも借金が嫌だという反面、
より快適な住まいに住みたいという欲求。
相反するものが交差します。

きっと家を建てようと思っている方の心の内は、こんな感じではないでしょうか。

しかしそれでも私は、リフォームをしたいと思っています。
借金にうまく向き合う自信があるからです。

住宅ローン破綻の原因を知る

住宅ローンを組むことに恐怖を感じることはありませんか?

誰もが最悪な場面を想像することは一度はあると思います。

最悪の場面とは、住宅ローン破綻。
借金が返せなくなって、家を差し押さえられて家族が路頭に迷ってしまうのではないか。
こんな怖い場面がイメージできませんか。

夢のマイホームが、地獄のマイホームとなってしまった。そんな方は少なからずいらっしゃいます。

もちろん100人中100人、そのような未来になりかったわけではありません。
仕方なくそうなってしまったのです。

では、住宅ローン破綻してしまった人の原因は何だったのでしょうか?
私たちが不安に向き合うための答えはここにあります。

収入減少のリスク

住宅ローンが返せなくなるのは、どういう時でしょう。

端的に言えば、
ほとんどの場合、予想外に収入が減少したときに起こります。

多くの人が家を買おうと思う時、『今』この瞬間の収支をベースに考えます。
『今』の世帯年収のうち、30%以内の住宅支出なら大丈夫だろう。

こんな具合です。

もちろんこの『今』の世帯年収が、住宅ローンを返し終わるまで、つまり約30~35年間継続できれば全く問題ありません。

しかし話は単純でありませんよね。
今の年収が継続的に続く保証はありません。

年齢と共に年収が上がる時代も終焉を迎えようとしています。

収入減が理由のローン破綻者

先日テレビで住宅ローン破綻者の特集が組まれていました。
その方は自営業者でした。

きっと経営の調子が良いときに家を買おうと思ったのでしょう。
数字が良いときは、毎月のローンが10万円を大きく超えようが全然余裕に感じると思います。
そうすると、住宅購入価格が膨らみます。

そのまま仕事の調子が良ければ、10年前後でローンを返し終わることだってあるでしょう。

しかし調子が悪ければ、最初に設定した金額が重すぎて支払えなくなることは容易に起こりえます。

テレビに出ていた方は、ピーク時より収入が1/3になってしまい到底ローンを支払うことは無理になってしまったようです。
確かにそれではもうどうしようもありません。

サラリーマンにも起きる収入減少

先ほどは極端な例でしたが、サラリーマン(会社員)の場合でも収入減少は起こりえます。

例えば...
夫婦フルタイム共働きの年収想定で家を購入
その後、子育てや価値観の変化で一方がパートになる。

よくある感じのようですが、これは致命的な世帯年収の減少となります。

外的要因ではなく、自分たちの内的要因での収入減少ですね。

この場合、先に家を買ってしまっているとローンを返せなくなってしまいます。
とすると、いくら労働時間を減らしたいと考えても、共働きフルタイムを強制されることになります。


事前にしっかりと「共働き当たり前だから別にいいよ」とお互い思っていれば問題がありません。
ですが、そうではない場合は注意が必要です。

特に子供が生まれる前に家を建てる方は、子どもが生まれた後に価値観が大きく変化することが多いです。
共働きは当たり前、から「なるべく家に居たい」と変わるかもしれません。
実際、我が家はこのパターンでした。

パートナーと「もしも」を考えて、しっかりとライフプランを考えたいですね。

外的要因、会社や社会の影響で、世帯年収が減少する場合もあります。
例えば...残業代や成果給の割合が多い。
業績に連動する賞与が年収に占める割合が多い。

同じ仕事をしていても、自分ではコントロールできない状況で収入が変化しやすい場合は注意が必要です。

給与が不安定な人の収入の考え方

給与が不安定な方からは、よく「どこを基準に考えればいいかわからない」ということを耳にします。
その場合は、
直近5年間の平均値の年収での無理のない範囲で家を建てる。
または、直近5年間で最低なところをベースでみるという考えが有効です。


とはいえ、年収減少の理由を考え始めればキリがありません。
ずっと不安に備え続けなくてはいけないでしょうか?

予期できないものを考えすぎない

年収現象でその他に想定されるのは、自らの体調不良。勤務先の倒産などです。
年収が0になる危険のある、最悪のパターンですよね。

ハッキリ言いますが、病気や勤務先の倒産を事前に想定することは無理です。

そしてそれが起こる確率は極めて低い。
ここまで考えるのは考えすぎ。

解決方法もありませんし、その場合、家を買わず賃貸のままでも家計は危うくなります。


体調不良は保険もしくは健康管理、会社の倒産はすぐ転職できるスキルを身につける以外に方法がありません。

もし今あなたが予期できないことで考えすぎていたら、
それよりも、予期できる事や今の家計をしっかり把握し、リスクを減らす行動をとる。

その方がよっぽど理にかなっています。
背負うべきプレッシャーの負荷は、戦略的に計算すれば良いのです。

予期できないリスクは、そうなる可能性を少しでも減らす努力を着々としていきましょう。

大丈夫。

準備をしっかりして、何事も前向きに捉えれば上手くいきます。

PS

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昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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