コロナウィルスによる株価の暴落。
3月9日~13日は散々な一週間でした。
東京オリンピック延期の話も
出始めており数か月前には
考えられないような事態が
起きています。
住宅業界も建材の供給不足による
工事遅延が蔓延化してきており、
先行きが見えなくなってきました。
さてこんな折、
気になるニュースが出始めました。
それは一時的な消費税減税の議論が
始まっているということです。
元々消費税を10%に増税する際に、
「リーマンショック級の経済危機」
が発生した場合は増税を見送る可能性が
あると言っていただけに、
ない話ではありません。
大胆な意見ではなんと一時期的に、
消費税を0%にしたらどうか!?
というものもあるようです。
東京オリンピックが本当に
延期中止になろうものなら、
これくらい大胆な経済政策は、
ないとは言い切れません。
家を買うのは様子見したほうがいいのか?
消費税がもし一時的にも0%になれば、
その衝撃は計り知れません。
仮に2,000万の家だとしたら、
200万円の消費税を支払わずに
済むのです。
大きいですよね。
本当に消費税が0%になったとしたら、
家や車を買い控えていた人たちが
殺到するので経済効果はあると思います。
私ももしそうなったら、
車を買いたいです。
しかし、
住宅の場合は万が一消費税が
0%になったとしてもあまり
お得にならないだろうと私は
考えています。
なぜならその場合は、
”消費税0%該当者は住宅ローン減税は
受けられない”
となる可能性が高いと考えるからです。
ざっくりいうと、
年収500万円くらいで
土地1,000万円、建物2,000万円
住宅ローン3,000万円で考えていた人は、
消費税0%で減税なしよりも、
消費税10%で減税ありの方が得
だからです。
支払い消費税よりも戻ってくる
税金の方が多くの事例で多いからです。
土地を買う人は、
土地に消費税が元々課税されないのに、
住宅ローン減税は土地部分も対象となる点も
ローン減税が大きく有利な部分です。
つまり現状の減税メリットも衝撃級
このことを言い換えると、
現状(消費税10%)の住宅購入も
事実上消費税0%と同等くらいの
インパクトを既に持っていることが
分かります。
住宅ローン減税の仕組みを理解
している人が少なく、
あまり知られていませんが、
消費税0%相当クラスの政策が
現在進行中ということです。
そして万が一消費税0%になれば
そのインパクトは計り知れなく、
住宅購入希望者が殺到すると思いますが、
実は現在のローン減税があるという前提だと
①消費税10%で減税あり
②消費税0%で減税なし
では①の方が勝るケースが多いという
事実は押さえておいて損はないでしょう。
実際今後はどうなりそうか?
今日の記事は個人的な予想が主体なので
あまり役に立たないかと思いますが
(読み物としてお楽しみください)
実際は観光業などに特化する形で
消費税0%が実施されるか、
それ相当な補助金、給付金が
あるのではないかと見ています。
さすがに住宅・車まで対象にすると
おかしなことになってしまいそうで
ダメージを深刻に受けた業界の
支援が現実的ではないかと
個人的には思っています。
ただ私が言いたいのは、
目の前の政策や税率で一喜一憂せずに
そもそも自分の家計がローンを
許容できるかどうかと、
コロナショックを受けて、
あなたの勤務している会社が
どれくらいダメージを受けるかを
見極めてから行動をしたほうが
良いように思います。
家を買ってから、
業績不振での賞与カット
最悪会社の倒産というのは、
約10年前のリーマンショックでは
日常的に起きていた光景です。
目先の損得に決して流されずに、
中長期目線で
家計をしっかり防衛できる
無理のない額で家を建てることが、
いつの時代も王道な考え方です。
PS
家づくりを、
☑王道のステップで
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