【フライング記事】住宅購入、増税前と増税後どっちが得?

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消費税10%への準備が着々と進んでいます。

 

そんな中、

 

住宅購入者向けへの支援としての

目玉として注目されていた・・・

 

【住宅ローン減税の延長】

 

が実施の方向で決まったようです。

 

これは大きい。

 

今までは、

 

住宅ローンの借入金額の1%を

10年間減税するものでしたが、

 

消費税10%への増税後は、

 

今まで通りの10年間減税に

プラスして、

 

さらに、

さらに・・・

 

減税が受けられ、

 

『建物金額の2%』

 

を3年に分けて減税するという

内容でまとまりそうです。

 

これは結構分かりやすくて、

 

「住宅ローン減税は今まで通り

継続するよ。

 

10年間のローン減税が終わった後に

建物の増税分2%は、

そのまま”まるっと”返すよ。」

 

ってことです。

 

 

増税後が不利ではなくなった

 

 

これにより消費税が8%の時に

買っても10%の時に買っても、

 

トータルの負担はほぼ変わらない

ことになります。

 

8%で買えば消費税分を

払わなくて済みますし、

 

10%で買っても差額2%分は

減税しますよということです。

 

ただし2%分の減税は、

家を買ってから10年も後の

 

話になるためかなり先の

話になります。

 

「2%分お返しするけど、10年後ね!

しかも3年分割払いでね!」

 

と書くと、

うーんなんか確かに戻ってきて

不利ではないのだけれども

微妙な気もしないでもありません。

 

 

ちょっとした注意事項

 

 

ただし、これはあくまでも

支払った税金に対しての還付の

話になります。

 

働いてなくて収入がない状態で

あればそのメリットを享受

することはできません。

 

65歳まで働くのであれば

50歳くらいまでの正社員の方で

あれば特段問題なさそうです。

 

さらにちょっと細かい話に

なるのですが、

 

11年目以降の3年間の減税は、

 

『建物金額の2% or 住宅ローン残高1%』

 

のいずれか少ない方の減税が

3年間行われるそうです。

 

例えば、

 

2,000万円の家を買えば

その2%は40万円です。

 

一方で住宅ローンを

1,500万円しか借りなかったとして

金利1%で30年返済していたら、

 

11年目~13年目の残高の

1%を合算すると28万円となります。

 

つまりこの場合は、

 

40万円まるまるではなく、

28万円の還付となることから

 

消費税まるまる還付という

わけではないのもポイントです。

 

 

【結論】

 

ざっくりですが、

 

☑世帯年収が600以上くらい

 

☑住宅ローンをたくさん借りて

※2,500万円以上くらい

 

☑長い期間かけて返す

※30年以上

 

であれば多くのケースで、

消費税分実質まるまる還付を

受けれるでしょう。

 

さらにここにプラスして、

 

今までは年収目安520万円以下の

方は対象外であった、

 

『住まい給付金』

 

にプラスして、

 

『住宅エコポイント』

 

も復活することから増税後が

有利なる公算が確実です。

 

しかし現時点で打ち合わせがいいところ

まで行っている方の場合は、

 

敢えて10%まで待つことにより

支払う家賃の損失がありますから、

 

そこまで考えると増税前の方が

後が得かどっこいどっこいという

ところでしょう。

 

今いいところまで来ている方は、

そのまま進めていけばいいし、

 

今まだ全然の方は、

急がず増税後でOKというのが

結論かと思われます。

 

PS

 

この記事は正式発表前の12月7日に

フライングで書いていますので、

 

正式発表と内容が異なってしまう

場合がありますことをご了承ください。

 

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昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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