新潟の土地探しで大雪の事をどこまで考慮するか?

大雪の三連休お疲れ様でした。

土曜日は朝起きたら本当にびっくりしましたよね。

玄関を開けたら雪で覆いつくされていて、

駐車場も車も雪がどっさり。

まずは車を出せるようになるまでに2時間も除雪。

ヘトヘトになりました。

アポイントがあったのでさて行こうかと

思ったら自宅の駐車場で今度はスタック。

脱出は出来ましたが事務所のある中央区も

除雪が追い付かずまずいらしいと聞き

家を出て辿り着けるかどうかも

怪しいなと思って当日アポイントの方に

リスケジュールをお願いしました。

そして日曜日、月曜日と朝起きると

前日除雪した上に新たにたっぷり雪の山...。

月曜日はさすがに嫌になりましたよね。

またまた2時間ほど除雪してから出社。

3日連続で除雪が続くとさすがに

体がバキバキでヘトヘトです。。。

でも除雪をしたあとに夜に一息ついて

飲むお酒は結構好きだったりします。

家の前をピカピカにするとちょっとした

充実感はありますよね。

土地探しと雪の問題

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こういうふうにドカ雪が振ると

これから土地探しをする方は

きっと雪のことを考えます。

去年は雪が降らなかったのであまり

考えることはなかったのですが

ドカ雪を経験すると雪が降った時に

なるべく労力が少なくて済むところに

住みたいと思うのは当然のことです。

特に問題になるのは前面道路。

前面道路とは、家の前の道路です。

この幅がすべてを決めるといっても

過言ではありません。

我が家は前面道路幅が歩道ありの12mです。

そのためこのようなドカ雪時にでも

目の前の道路がふさがることがない

というのはないのがありがたいのですが

歩道分も除雪をしないと家から車を

出せないので除雪作業量は結構多めです。

ただ近所に雪の捨て場が十分もあり

自宅スペースにも駐車場を1台潰せば

雪を置けることから

どうしようもなくなるということは

ありません。

気合いと体力で解決できる範疇です。

しかし同じ町内でも道路幅が

狭くなると途端に雪の難易度は

上がっているように感じて、

除雪車も後回しになっていたり

雪に囲まれて完全にすれ違いが

無理な道路幅になっていて、

先に止まってしまった方がスタック

するなんていう光景が良く見られます。

やはり前面道路幅と雪を捨てる場所が

あるかどうかという点については、

土地を選べるのであれば有利な方を

購入しておいたほうがストレスは

少なくなるかと思います。

中越地区では消雪パイプの有無も

土地を決める要素になりますよね。

除雪計画路線図を見てみよう

2021-01-11

※新潟市ホームページ

新潟市のホームページを見ると、

除雪計画路線図なるものがあります。

最近ハザードマップを見て土地を

買う方が増えてきましたが、

(と言っても新潟市の多くはあまり良くないのですが)

除雪計画路線図を見る方は

あまりいませんよね。

市道で道路幅のあるところは

(目安は道路幅5m以上か通学路)

計画除雪区域に入っているようです。

自宅から幹線道路まで路線図に

入っていれば雪への不安は

けっこう解消できるはずです。

もしくは自宅からすぐに路線に

出ることができるだけでも違います。

一方で道路幅が狭い道や私道については

自治体が主導で除雪を業者に発注し

その費用の一部ないし全額を助成する

という仕組みということです。

市の報告書にも道路幅によって

除雪の格差が生じているという

記述もありました。

特に狭い道路の総距離が長い、

・東区、西区

についてはどうしても除雪が

追い付かない傾向があるようでして、

少し前に西区が大雪で機能不全に

なったことも現在の新潟市においての

除雪計画だとそうなってしまうみたいです。

市道か私道か

roadway-1081719_1280

先の報告書を見ると市道、私道よりも

道路幅が除雪方針を変える原因と

なっているようです。

知り合いのレストランのオーナーが

私道路沿いにお店を構えているのですが

今回除雪が入らずお店を営業しても

多くの人が車で入ってこれないし

(私の車だと確実にスタック)

そもそもご自身も車で帰れないという

経験をされていました。

狭い道路の場合は一般的には

除雪は行政の計画路線よりも

後になってしまうので、

ドカ雪なるとやはり大変のようです。

いよいよ除雪車が入るのが困難となると

最終的には人海戦術となるので

ご近所さんと協力しながらやるため

ご近所付き合いも大事になります。

土地探しをする上で行政の除雪計画

エリア内にあるかどうも地味に

大事になる事を知りました。

年に数回の事をどこまで気にするか

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新潟では雪の問題があり道路幅が

狭いところは立地のわりに価格が

安い傾向があります。

日常的に通行のストレスになる点も

価値を下げている原因ですが、

慣れれば大したことないかもしれません。

年に数回の新潟市内であれば

大雪時に大変ということに目をつむれば

全体費用を抑えることができます。

しかし新潟市の場合はこの年に数回が

本当につらいというか場合によっては

仕事に行けないので考えてしまいますよね。

土地を買う時は大雪になった時に

どう対応するか?

(雪どこに捨てれそう?)

行政の除雪計画区域外については

町内会でどういうルールで誰が

指揮して除雪をするのか?

購入を検討している町内の様子を

安全なところに車を停めて

迷惑にならない範囲で見に行って見る

とかもアリのような気もします。

PS

関係ない話ですが、

ご近所さんの元自衛隊員のおじさんが

私の除雪方法を見かねて、

「力に任せて直進するのはダメ。

斜めにまず道を作って中腹を平らにして

道を作りながら除雪をするんだ。」

とアドバイスをもらってからは、

今までの半分以下の力除雪が

できるようになりました!

↓↓ダメな例(力任せに一直線に積み上げる)

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↓↓楽な例(進路を斜めに取り、中腹を平らにしてその先に雪を捨てる)

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知っている人は知っているし、

知らない人は知らずに無駄な労力や

時間を使ってしまう。

家づくりやお金のこともこれと

似ているなあと思いました。

PPS

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昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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