【フラット35急騰】住宅ローン金利3%突破!40代以下が知らない“金利がある世界”の現実

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フラット35の金利上げ幅が、過去最高を更新しました。(2026年5月現在)
なんと金利が3.32%(100%借入時)。

正直、3%のラインが踏ん張りどころでした。
ここは防衛してくれると思っていたのですが、金融市場の影響でなすすべもなく…。あっさり3%を突破。
しかも上げ幅も過去最高で、一気に3.32%。

前例を見ないレベルの上昇幅に私自身かなり驚いています。

固定金利は”長期金利”という指標の影響を受けます。
ここまで一気に動いてきたことで、「日本は本当に金利がある世界へ戻り始めたのかもしれない。」という空気感がかなり強まってきました。

2026年6月以降の金利は日銀会合がカギ

※長期金利のチャート(グラフ)です。引用元:Quants Research Inc.

ここ数か月は急騰しているのが読み取れます。
ですが、6月に政策金利(変動の指標)が上がれば、長期金利(固定の指標)は少し落ち着くのではないかという見方もあります。
また、7月に一度下がってくるというのではないかという識者もいます。

変動金利については6月の日銀会合で方向性が見えてきそうです。

個人的には、政策金利(変動金利の指標)をある程度引き上げないと、世界との金利差がさらに広がり、円安や長期金利上昇に拍車がかかる可能性が高いのではないかと思っています。6月には0.5%を上げるべきと思いますが、実際は0.25%程度でしょう。

これから家を建てる人は、政策金利(変動金利の指標)を上げてほしくないと思うかもしれません。
ですが、それがあなたのメリットになるとは限りません。

なぜかというと、「変動金利を抑えるために低金利を続けた結果、物価高騰や円安で生活が苦しくなる」という別方向のダメージが強まる可能性もあるということです。

もちろん、これは国が決めることです。
私たち個人でコントロールできる話ではありません。

だからこそ今は、

「この先どうなるか」を予想するより、

「もし金利が上がっても耐えられる家計か」を真剣に考える時期に入ったのだと思います。

これからは“持っている人”が強い時代になる

ここ数年で、世界は大きく変わりました。

物価が上がる。
住宅価格が上がる。
家賃も上がる。

そして、現金の価値が少しずつ目減りしていく。

これは日本人が長く経験してこなかった世界です。

これから先は、

・不動産
・株
・債券
・事業

など、何かしら資産を持っている人のほうが有利になりやすい時代だと思います。
これらがとんでもない追い風になり、もう既に普通のサラリーマン世帯でも1億円の資産を達成している人が増えていると日経新聞に出ていました。

逆に、

「現金だけ」
「毎月ギリギリで貯蓄も投資もできない」

という状態だと、インフレによってじわじわ生活水準が削られていきます。

それぞれの差がとんでもなく、これから広がっていくのです。

これからはローンを返せる「だけ」では足りない

だから私は、

家が欲しい人は、「平均年収層が本当に買えなくなる前に真剣に考える価値はある」と思っています。
なぜかというと諸外国では若年層が家を買えず既に深刻な社会問題になっているからです。

ただし、それは「無理して買う」という意味ではありません。

むしろ逆です。

『家計に余白を残すこと。』

これが今まで以上に重要になります。

住宅ローンで毎月を限界まで埋めてしまうと、NISAやiDeCoなどで資産形成する余裕がなくなります。

これからの時代は、

「住宅ローンを返す力」

だけではなく、

「インフレに対抗する資産を持てるか」

も同時に重要になってくると思います。

具体的には、NISA+iDeCoを家計合計で月5万円以上を積み立てられるかで将来に大きな違いが生まれると思います。
家を買って、返済がギリギリでこれができないなら長期で見たときに家計の危険度は高いような時代背景です。

今、絶対に危険なのは“長期ローンでごまかすこと”

その中で、私が特に警鐘を鳴らしたいのが40年・50年の超長期ローンです。
もちろん、長期ローンそのものを完全否定したいわけではありません。

ですが今は、

「毎月返済額を小さく見せるために、年数だけを延ばす」

というケースがかなり増えています。そうじゃないと、家が売れないですからね。

でもこれは非常に危険です。

固定金利がこれまでの常識と違う動きを始めた以上、変動金利も「今まで通り」を前提にしないほうがいいと思っています。

しかも、日本に前例がないわけではないんです。

1980年代には、変動金利が7%近くまで上がった時代もありました。
海外を見れば、固定金利ではありますがアメリカでは住宅ローン6〜7%が普通です。

つまり、「日本だけ永遠に超低金利」

という前提がもう音を立てて崩壊しているのに、まだそれにすがろうと思っているのは危険すぎる考え方です。
時代の変化は、いつもいきなり来ます。

40代以下は「金利がある世界」を知らない

私は今40代前半ですが、40代以下の世代は特に、

『金利がある時代』を経験していません。

だから私も実感がありません。

だからこそ、

「住宅ローンは低金利が当たり前」
「変動金利が一番安い」
「金利はほとんど上がらない」

こういった常識を、一度リセットして考え始めたほうがいい時期に入ったのかもしれません。

今後は、

・住宅価格上昇
・金利上昇
・物価上昇

この3つが同時進行します。

だからこそ今は、

「価格が上がるから急いで契約」

ではなく、

・自分たちは本当に返していけるのか
・金利が上がっても耐えられるのか
資産形成する余白は残るのか(特に大事!)

ここを冷静に確認することが何より大切だと思います。

家を買うことよりも、
家を買ったあとに人生が壊れないこと。

今はそこを最優先に考えるべき時代に入ってきている気がしています。

PS

無理のない予算は、感覚ではなく数字で確認することが大切です。

・金利が上がった場合でも返済できるか
・教育費や老後資金まで含めて成立するか
・資産形成の余白を残せるか

こういった部分は、ライフプラン全体で見ないと分かりません。

こんなご時世だからこそ、私はFPとしてかなり使命感を持って相談に向き合っています。

住宅価格も金利も大きく動き始めた今、
「とりあえず借りられる額」で進めるのは本当に危険です。

無理のない住宅予算を整理したい方は、ぜひマイホーム予算診断サービスをご活用ください。

昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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