将来のリフォーム費用を考える

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結果的に月当たり13,333円の

コストがかかった計算。

 

これは何の支出でしょうか?

 

固定資産税?教育費?

いいえ、どちらも違います。

 

実はこの金額は新築25年後に

行おうとしているリフォーム金額を

 月当たりで割り返したものです。

 

以前の相談者の方の実家だったので

私も現地下見に立ち会ってきました。

 

聞くところによるとリフォーム業者に

見積を依頼してみたら、

 

外壁と屋根のやりかえ+αで、

約400万円の見積提示とのこと。

 

超リアルな金額ですよね。

 

リフォームを考えたきっかけは、

 

「強風で屋根や外壁が飛んだら

ご近所に迷惑をかけてからでは

遅いからもう限界だった。」

 

ということです。

 

自分が大丈夫だと思って我慢

すればいい話でもなく、

 

ある程度の年数が行くと、

リフォーム・メンテナンス工事は

必然となるわけです。

 

 

意外と出せないメンテナンスコスト

 

 

100%発生することが分かっている

この住宅修繕コストですが、

この費用を出すのは結構難しい。

 

なぜかというと、

 

大規模修繕が必要になるのは

だいたい20年後くらい。

 

あなたが今子育て世代である場合、

20年後は・・・

 

そうあの時期ですよね。

 

子どもの”大学進学時期”です。

 

対策をしてこなかった家庭では

この時期の家計は火の車。

 

子どもに奨学金を借りてもらい、

親自身も教育ローンを借りることが

多いという現実から考えても、

 

リフォーム費用なんて

出せっこないわけです。

 

適切な時期に適切な修繕を

行わなかった場合、

 

家が大きく劣化することもあり

老後も住まうことになる住宅に

大きなダメージが残ることがあります。

 

 

対策は2つ

 

 

住宅を適切な時期に修繕し、

一生住まれるように長持ちさせる

には方法はふたつしかありません。

 

『その1』

 

毎月修繕費として10,000円程度を

積み立てていく

 

『その2』

 

後のメンテナンスコストが

かかりにくいように初期投資する。

 

このいづれかです。

 

家を建てる時に予算に余裕が

あるようであれば、

 

初期コストをかけてでも、

耐久性の強い家にするのは有効。

 

初期コストをできるだけ

下げたいのであれば、

 

しっかりとメンテナンスコストを

貯金していく必要があります。

 

初期コストを下げた場合は、

問題を先送りにしただけですので

注意が必要です。

 

 

どっちがいいのか?

 

 

初期コストをかけて、

メンテナンスコストを節約する。

 

初期コストをかけないで、

メンテナンスコストを許容する。

 

正直これは何とも言えません。

 

いわゆる普通の性能で建てて、

20年後にリフォームするというのも、

それはそれで楽しみがありますし

 

一度家を建てたら大きな出費は嫌だ!

ということでしたら、

 

ノーメンテナンス外壁などが

選択肢に入ってくるでしょう。

 

ただ最初にどんなにお金をかけても

電気製品は壊れますし、

屋根の張替はいずれ必要です。

 

そうなるとどっちも結局お金は

かかるのでやはり必要経費として

家計で想定していくことが必要でしょう。

 

家が新品であるときは一時です。

 

長く安心して住まえるために、

後のメンテナンスコストまでを

 

想定した余裕のある借入を意識

してみてくださいね。

 

 

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昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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