9月3日月曜日、9月最初の営業日。
本日から住宅ローンの金利が
上がることになりました。
具体的にはどうかというと、
新潟の地方銀行の固定商品や、
フラット35という固定ローンも
揃って0.05%金利が上昇したのです。
ほんのわずかな違いですが、
3,000万円を35年返済で返した時、
固定での総支払利息の差は
約30万円にもなります。
侮れない、結構な差ですよね。
金利は上がったり下がったり
するものですから
こればっかりはどうしようも
ありません。
どうして金利が上がったの?
金利が上がった原因は何かというと
日本のお金をコントロールしている
“日本銀行”が、
“長期金利”という
金利の上昇を容認したことから、
反応して金利が上がりました。
ここ最近は、
「金利が上がろうものなら力づくで
上昇を抑制するよ!」
としていたものを、
「多少だったら上がっても黙って
見ているよ!」
という方針転換が理由なわけです。
この”長期金利”というものは、
ローンの固定金利と密接に関係します。
今回日本銀行が容認した振り幅から
考えていくと
今後も年末にかけてもう少し
上昇しそうな情勢です。
変動金利も上がるの?
変動金利はこの”長期金利”とは
別な指標で判断するため、
特に上昇はしていません。
年末にかけても上昇するような
局面はほぼないと言えるでしょう。
するとどういうことが起きるか
分かりますか?
低いまま動かない変動金利と、
やや上昇した固定金利の金利差が
大きくなりますよね。
月々の返済額を変動と固定で
比較すると、
変動金利の返済額が
“より安く”見える”
という現象が今後は続いていきます。
住宅会社の人もわざわざ高い返済額の
固定金利の資金計画書は作って
くれませんから、
つまり今までよりも
“目の前の損得”
で動く方が増えることが予想されます
変動金利もいつかは上がると考えておく
変動にして上がらないことを願い
数十年間住宅ローンと付き合うか、
固定にして”金利に保険を掛けて”
淡々とただ住宅ローン返済をしていくか。
言ってしまえば、
これは各々の価値観次第です。
私個人的には住宅ローン金利は、
変動金利も5年後くらいに動く
と見ているのですが、
単なる予想に過ぎません。
予算診断書を作成したい方で
興味がある方には私の持論も
説明することもできますので
既存の情報をベースに判断して
いただくこともできます。
だた、何よりも大事なのは、
長い目で見て
”無理なく返せる借入金額”が
大事です。
変動でも固定でも借入額が
過多であれば返済が苦しいのは
言うまでもありません。
「消費税も金利も上がってきているので、
早めに決断するほうが得!」
という話は間違いでもなく、
そのような営業手法が
今後多くなるとは思います。
しかし焦ってそもそもの金額を
間違えては元も子もありません。
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