「消費税2%分はキャッシュバックします!」
レジ最近このようなシールを
よく目にしますよね。
コンビニで買い物するときも、
キャッシュレスで即時2%バックなので
私も「楽天pay」や「paypay」を頻繁に
利用するようになりました。
日常的な買い物ではかなりメジャーに
なってきたこの制度ですが、
実は住宅購入でも同じことをやっている
ことをあなたは知っていましたか?
「今年12月31日までに新居に入居した人には
2%分を実質キャッシュバック!」
金額が金額だけにとてもお得なのですが、
あんまり知られていないような気がするんです。
今日はその条件をおさらいしていきましょう。
新築と中古でルールが違う
まず、新築の場合は分かりやすいです。
今年中に家を建てて入居することによって
住宅ローン減税を10年→13年に
延長して受けることができます。
11,12,13年と伸びた分の期間で
消費税2%で住宅負担がアップした分を
減税という形で家計に返す。
このような仕組みになっています。
ざっくりいうと、
例えば2,000万の家を買った場合は、
消費税が上がった分の2%は、
2,000万×2%=40万となります。
この40万円を3年に分けて、
減税(キャッシュバック)していく
という形になります。
ポイントは、
増税分のキャッシュバックが”即時”
ではなくて、
11年目から3年に分けてという点です。
今から11年も後の話なので
絶対に忘れていそうですよね(汗)
「そういえばあの時の分が戻ってくるんだったよね、ラッキー」
みたいな感じでしょう。
今現在は2020年12月までに入居する方への
特別サービス措置なので、
今年家を建てようかなと思っていれば、
のっかって損はないものかと思います。
中古住宅・中古マンションはどうなの?
中古住宅は売主が
”業者”
”個人”
かでその扱いが異なります。
分かりやすく架空の不動産会社を
”ニコニコ不動産”とします。
ニコニコ不動産が、
誰かからお金を払って仕入れて
リフォームして再度売っている
ような中古住宅は、
”業者が売主”
となります。
この場合は、新築時と同様に
住宅ローン減税13年を受けることが
できます。
一方で、
家を売りたいと思っている人が
ニコニコ不動産に相談をして、
買いたい人とのマッチング(仲介)を
した場合は、
”個人が売主”
となります。
この場合は住宅ローン減税は、
特例の13年ではなく10年となり、
なおかつ、
減税可能な上限も1年あたり
20万円と小さくなります。
※通常は40万円
これはなぜかというと、
個人が売主の中古住宅は
消費税がかからないからです。
元々消費税がないから
関係ないからですね。
中古の住宅ローン減税注意点
これ以外にも中古住宅には制限があります。
・原則、耐火建築物以外は築20年以内
(いわゆる普通の一戸建てのこと)
・原則、耐火建築物は築25年以内
(いわゆるマンションなど)
・贈与や親族間での取得でないこと
・買ってから6か月以内に住んでいること
・床面積が50㎡以上であること
(1LDK等は該当しないことも)
・ローン返済期間が10年以上であること
こんな感じです。
これだと最近流行っている、
築年数の古い住宅を取得してリノベ
した場合は対象外?
と思うところですが
実は事前に耐震補強などを
しっかりするよという書類を
リノベをする建築会社から
準備してもらうと減税対象になる
場合もあります。
工事をする前に準備が必要なため
工事後に気付いても適用にならない
のがポイントです。
※よくあるトラブルになっています。
事前にリノベをお願いする会社と
打ち合わせが必要になります。
該当するものはしっかりとチェックし
少しでも有利に住宅購入をしていきましょう。
PS
住宅購入は初めてのことばかりで、
売り手と買い手の知識差が顕著です。
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もしあなたが思っていたら
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保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。