【信頼できるファイナンシャルプランナー(FP)とは】独立系と企業系の違い

全国のファイナンシャルプランナー(以下FP)の資格所有者。

その数は現在991,297人、だいたい100万人くらいですね。

その多くは銀行・保険業など金融業界で働く人。
ただ、なんとなく資格を持っているけど、あまり活かしていない。という人が業界には多いです。

意外かもしれませんが、
FPの資格を持っていてもお客さんの生涯設計プラン(以下ライフプラン)を作れない、作ったことがないという人が90%以上なのです。

ライフプランを作れないFP達

ライフプランを作るためには、多くの個人情報を開示してもらう必要があります。

例えばあなたの友達がFPの資格を持っていたとして、気軽に家計の相談をするかというと…
なんか違う気がしますよね。

かといって銀行の窓口にいって、いきなり「ライフプランを作ってください。」というのも違和感があります。

「それだったら自分でやろう」と自分のためにFPの資格を取得する人も増えていると聞きます。
知識さえあれば自分にも作れるはずだし、それが一番間違いないだろうという考え方です。


確かにこの考え方はいいですよね。

純粋の自分の家計に向き合うことができる。
しかも何かをセールスされる心配もありません。

しかしいざ自作をしても、その精度に不安を感じる方も多いようです。
昇給はどうなるんだろう
物価はどう変わるんだろう
普通の生活費ってどのくらい?
長い期間のシミュレーションであればあるほど不安になります。

しかも本格的にシミュレーションするソフトは年間使用料が数万円もします。(当事務所も有料のものを使っています)

そして、勉強をしてみてがっかりする人が多い点がこちら。
FPのテキストには、実務的なライフプランの作成方法などは書いてありません。

そのため断片的に知識はあっても、実務経験や専門ソフトがないと正確なライフプランを作るのは難しいのです。

こんな感じでFPの資格所有者は約100万人いても、ライフプランをしっかり作ってくれる人はかなりの少数派なのです。

FPにも種類がある

あなたがインターネットで検索して、何らかのご縁でこのブログにたどり着いているかと思います。
どういう検索をしてここにたどり着いたでしょうか。

きっと、売り込まず、中立的にアドバイスをしてくれそうな人を探していませんでしたか?

私はファイナンシャルプランナー(FP)のカテゴリ的には、『独立系FP』という立場です。

FPは大きく分けて『企業系FP』と『独立系FP』が存在します。
FP資格所有者で仕事をしている人の割合的には、99:1くらいだと思います。はい、少数派なんです。

無料が得意な企業系FP

企業系FPとは金融機関などの企業に所属しているFPのこと
自社の商品を買ってもらい、自社の利益を目的とし無料でライフプランや貯蓄のアドバイスを行います。

世の中のFPのほとんどがそうです。

私もこの仕事をする前までは、住宅会社に所属する企業系FPでした。
「お客様に家を買ってもらうために」金銭面のアドバイスをするという役割でした。

企業系FPが求められることは売上ですから、アドバイスというよりも「買ってもらうための説得」という表現のようがしっくりきます。

一方で独立系FPとは、企業に所属せずFP事務所を独立開業している人たちです。

相談料が主たる収入源になるので無料ではアドバイスを行いません。
つまり独立系FPは相談料がかかります。ですが、相談者の利益を考えてアドバイスをすることができます。

私は両方経験した中で、独立系FPのスタイルの方が性格に合っていました。

収入の●●%ならOK?根拠のないアドバイスに要注意

当相談室には当然ながら「家を買いたい」と思って相談に来られる人が多いです。

そのため、例え「買わない方がいい、賃貸のままでも良い」という答えになってもそのままでは終わりません。

購入をご希望で、でも購入が少し難しそうな場合は
「どうやったら買えるのか?どこまでの予算なら妥当なのか」ということも一緒に考えます。

いくらまでなら余裕があるかどうかは、自分で調べてもなかなか分からないと思います。

住宅会社の資金計画では、『家賃並みやローンが収入の〇〇%以下なら大丈夫』という根拠のない判断材料が多いです。

子どもの数
各々の普通と感じている生活水準
旅行の回数
教育環境
家計状況はそれぞれによって全く異なるので、全く意味のない指標です。

しかも「家賃並みの返済」という謳い文句も
最安の変動金利だったり、ボーナス払いも入っていたりします。

ボーナス払いを入れれば今この瞬間は家賃並み。だけど、その後は全く不透明。これではライフプランは立てようもありません。

このような状態のまま家を買うのはやめた方が賢明です。
なぜならこの場合の返済の困難さは、金利やボーナスの有無やその額に左右される、つまり運の要素が強まるからです。

ボーナスが3ヶ月以上出る年もあれば、気持ちばかりの年、0の年だってあるかもしれません。
でも、ボーナスが0円だったからといって、ボーナス払いが免除にはなりません。

購入する瞬間は気持ちが高まっていていいのですが、契約をしたり、いざ実際にローンが始まったりすると一気に不安が襲ってきてブルーになってしまう方は少なくありません。

これではせっかくのマイホームを楽しめなくなってしまいます。

人生の一大イベントを後悔のないものへ

家計を分析すれば、無理のない予算の把握は可能です。

この情報が分かれば、例えば『新潟市の中央区に一戸建てを買うのは妥当なのか無謀なのか』も分かります。

この先の人生が赤字になってまで、贅沢な環境や家に住みたいでしょうか。
赤字を回避するために食費を削ったり、旅行にいくのをやめたり、子どもの習い事を諦めさせたりしたいでしょうか。

ほとんどの方は、そうは思わないはずです。
事前に無謀な計画を回避できれば、のちの多くのストレスからあなたを救うことができるのです。

借金のストレスはあなたが想像している以上かもしれません。
しかしうまく向き合えば人生を豊かにする手段にもなります。

借金は時間をお金で買うのと同じことです。

使い方さえ間違わなければ、人生をより豊かにできるツールになるのです。

一生を左右する、ローンのさじ加減は今この瞬間はすべてがあなたの思いのままにすることができます。

PS

あなたが住宅購入のお金のことで悩んでいて、眠れなかったり、とても緊張していたり、それがいつも頭に浮かんでいるのならすぐに解決しましょう。

マイホーム予算診断サービスを受ければ、これらの悩みはクリアになります。

新潟住まいのお金相談室は『独立系FP』の立場です。
相談料金は発生しますが、「只ほど高い買い物はない」ともよく言われますよね。その通りだと思います。

ただ純粋に相談をしたいという方。お待ちしております。

昆 知宏
新潟住まいのお金相談室代表。新潟の住宅会社の営業マンとして働いた後、売り手の立場ではなく買い手の立場に立って住宅購入の相談ができる場所を作る為に独立した。

保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。

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