2018年1月から始まった現行のつみたてNISA。
年間掛け金の上限は、40万円。
現在までの約5年半。
スタートからコツコツ満額で積み上げてきた人たちに、今大きなことが起きています。
資産価値がついに+100万円になった人が続出しているのです。
私も...そうなりました。
こんな有利な制度はしない以外の選択はないと思い、ずっと続けてきました。
※6月22日現在のつみたてNISA状況です。
当初スタート組は今だいたいこのような感じになっているはずです。一緒にやってきた方々はまずは一つの節目。おめでとうございます。
Q:積み立てNISA っておすすめですか?
私はFPなので
「つみたてNISAってどうなのですか?」
という質問をよく受けます。
私としては絶対増える!とは言えないし責任も取れないので、やった方がいいと思うけれど、リスクはあるのでその人次第。
こんなことしか言えません。
でも経験上の本音を言うと、リスクを取ってチャレンジする成果はだいたいあると思ってます。
投資でも、そして人生でも。
勇気をもって踏み出さないとその成果は手にすることはできない。
世の中は本当によくできていると思います。
しかもNISAは怪しい仮想通貨やよく分からない商品とは違い、国のお墨付き。
資産運用をしたい、という人はまずこれから勉強して、実行すれば良いのです。
来年2024年からNISAは新NISAに移行します。
既にやっているあなたも、まだこれからのあなたも。
新NISAを勉強しましょう。
過去5年を振り返る
2018年~2023年。
ビフォーコロナ~そしてアフターコロナ。
この5年間は激動すぎましたよね。
株(投資信託)を買おうとしてら、常にそのタイミングは難しかったと思います。
つみたて投資の最大のメリット。
それは、買い時・売り時を気にしないでただひたすら何にも考えずに買い続けることにあります。
一度設定したら、ほったらかし。
結局これに勝る投資は難しい。
積立投資最強論は投資の経験が増えるほど実感できます。
株の王道は安く買って、高く売る。
それがいかに難しいのかを振り返ってみます。
その前に「S&P500」について解説
2018年の時は、S&P500(エスアンドピー500)を知っている人なんてあんまりいませんでした。
今だったらどうでしょうか。
「知っているよ!」「聞いたことある!」という人は結構増えているかと思います。
ざっくりいうと、アメリカを代表する500社の株の詰め合わせです。
世界経済をけん引するアメリカの成長と同時に自分のお金を増えていく。そしてアメリカがダメだとお金が減るという商品だと思ってください。
具体的には、GAFA(ガーファ)『Google、Amazon、Facebook(今はmeta)、Apple』のような大企業が成長すればするほど自分のお金も増えていく。
そして代表500社は調子悪い企業は除外され、調子のいい企業と定期的に入れ替えがあります。
できるだけ高い数字を維持するための、凄いシステムです。
結果的につみたてNISAで一番人気なのは、S&P500を購入できる投資信託です。
SP500過去5年間の動き
これは過去5年間の価格の動きを見たものです。
それぞれを1年単位で振り返ってみます。
2018年はどんな年だった?
2018年はアメリカをはじめとして、世界的に株高。
過去最高を更新していく中で、こんな高いときに買ってどうするの?
こんな雰囲気でした。
「つみたてNISAを始めるタイミングとしては、最悪だよね。」
正直私もこんな風に思っていたのです。
振り返ってみると分かるように、当時過去最高の株価だった2018年は今から見れば相当割安だったことになります。
「その時」の印象なんて、未来からしたら当てにならないのがよくわかります。
2019年はどんな年だった?
2018年末のクリスマスに株価は大暴落。
クリスマスショックで、大きく資産がマイナスになってしまった画面。
それを見て、早速心が折れる人多数。
「やっぱり投資なんてやるもんじゃない!」って、やめてしまった人も少なくなかったようです。
私個人的には「ようやくちょっと安くなって買いやすくなったぞ!」という感じ。
モチベーションは上がってました。
その後、順調に株価は回復し年末には大きくプラスに。
やっぱりつみたて投資って気分が楽。そしてプラスになりやすいと思います。
2020年はどんな年だった?
日本での始まりはクルーズ船。
いよいよ新潟県にもコロナが入ってきた恐怖。
感染する恐怖。
そして、感染して周りから差別される恐怖。
思い返せば、あの瞬間は異常でしたよね。
世界的にロックダウンとなり、株価は歴史的な大暴落。
プラスだったつみたてNISAも一瞬しても大幅マイナス。
もはやそんなことよりも、仕事や今後の収入がどうなるのかも分からない。
不安に押しつぶされそうな1年でしたね。
そんな最悪な1年でも年末には株価が回復。結局トータルプラスになったのでした。
2021年はどんな1年だった?
コロナの遅れを取り戻すべく、世界各国の政府がお金をとにかくばら撒く。
市場にお金が飽和状態となり、株価もバブルの様相。
資産運用をしていた人は、資産が一気に倍増し、FIRE達成者も続々登場。
もちろんつみたてNISA民の資産も爆上げ。
ここまで上がれば今後かなり下がってもマイナスになるのは難しいだろう! という域へ4年で到達しました。
コロナ発生、コロナ後のバブルを事前に知っていた人がもしいたら...
・・・投資の”たられば” は考えても仕方ないですね。
2022年はどんな年だった?
行き過ぎたバブルを解消すべく、株価は下がる1年。
ウィズコロナでコロナとどう向き合うかを求められる年でしたね。
大幅プラスになったつみたてNISAもじわじわ減っていきました。
ですが、さすがにマイナスになる感じはもう一切しません。安心感がありました。
2018年から始めていた人は、
「今後つみたてNISAの画面がマイナスになることはもうないのだろうな。」と実感する1年でした。
つみたて投資の力が、理論ではなく実体験として腹落ちした1年でした。
そして...今年2023年
2022年に下落した株価は再び上昇傾向。
世界的に出遅れていた日本の株価も大きく続伸し、バブル後最高値。
金融資産所有者の資産は再び大きく上昇。
特にS&P500等の外国の株を持っている人は、円安効果もありダブルアップ状態へ。
逆に「株高=円安」となり、
「今からつみたてNISAを始めるにはちょっとな..」的な空気が出ています。
しかし、思い返せば私がつみたてNISAを始めた2018年もそうだったわけです。
「最高値のタイミングで買うのはどうなのだろう?」
この疑問はタイミングによって常に生じるものです。
積み立てをやめなければ、いずれ時間がその疑問を解消する時がきます。
NISAに回せる余力を残した住宅購入を
資本主義経済がこのまま維持されれば、金融のルールは今のままです。
国と国との大局観を見ていても、当面はその空気が変わることはない印象を受けます。
世界のルールが変わらない。
ということは、株価は今後もアップダウンを繰り返し、長い目で見れば上昇を続けます。
もちろん勝ち組・負け組の国や地域・会社は出てくるでしょう。
それらを見極めるのは難しいので、欲を出さず広く分散し、積み立てていくことが大事です。
2024年からNISAは大改革となります。
つみたて部分については年間最大120万円(最大1,800万円)まで積み立てできるように変わります。
最大1,800万円まで何年かけても良いことになったので、自分のペースでコツコツと積み立てができます。
個人的にはまずは収入の10%をNISAに回せればよいのではないかと考えます。
慣れてきたら貯金は生活防衛資金として生活費の1年分を現金で持つ。それ以外はNISAでとするのが良さそうです。
このNISAへ回せる余裕部分を家計に作れるかどうか。
これは、住宅ローンの返済額も影響をしてくると思います。
無理のない住宅購入とは、家を買っても旅行に行ける余裕や、NISAなど運用に回せるお金を作れるかどうかです。
あなたはどう行動し、家計のお金をどう管理しますか?
PS
「家を建ててからもNISAへ回せる余裕を作りたい!」ともしあなたが思ったなら、マイホーム予算診断サービスをご活用ください。
これからの時代、行動した者としなかった者の差が雲泥の差となるのは確実。
(このブログでは数年前からずっと言い続けていますが...)
仕事から以外の力でも、お金を生み出す力をつけることは少しでも若いうちに作り出した方が有利です。
自分で言うのもですが...お金のことは最初は知っている専門家に相談するのが一番だと思います。
ご縁がありましたらぜひお会いしましょう。
この住宅購入ルールを知る前に、家を買わないでください
・私が自宅購入で1,000万円損しかけた実例
・住宅ローンを金利の低さで選んではいけない理由
・なぜ住宅会社や銀行が勧める住宅ローンを組んではいけないのか?
・(保険屋さんが絶対に教えたくない)生命保険のお得な入り方
・住宅展示場や完成見学会に行く前に、絶対にやること
・住宅購入で将来赤字になる家計を黒字転換させた改善点の具体例
・住宅購入後も住宅ローン返済の不安なくお金が貯まる家計を作る方法
などなど、
今まで対面セミナーのみでお伝えしてきた、新潟で家を建てる多くの人が知らない
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保険や住宅を売ることを目的にしない住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、100%顧客サイドで顧客の理想とする家を安心・納得して買えるようにアドバイスを行う。そのスタイルが支持され、新潟県全域から年間100件以上の相談依頼を受けている。